ハクセン鳩ケ谷では、BOMAというメーカーを取り扱っていて、これまでたくさん納車させていただいています。
この記事を書いている私(中山)もBOMAユーザーでして、当店でいちばん売れ筋のRefale(リファール)に乗っています。
※BOMAってどんなメーカー?(詳しい説明はこちら)
つい先日、そのBOMAの2014年の新製品であるフラッグシップモデル、「Rasor(ラソア)」が入荷しまして、すでに売れてしまったんですが、滅多に見れないバイクなのでジックリ見せてもらいつつ、どんなバイクなのか教えてもらいました。
まだ、ペダルもコンポも何も付いていない状態。
エッジの効いた、戦闘的な佇まいですねえ。
「Rasor(ラソア)は、見ての通りのエアロフレームでして、もっぱらレースで乗る方が多いそうです。ただ、レース向けではありますけど、ガッチガチに固くはないですよ。愛車のVIDEと比較したけど、そんな大きな差は感じなかったかなー。チェーンステーが極太ですけど、その代わりにシートステーがすごーく細いので、ここで振動吸収しているんですね」
エアロってことは、ヒルクライムには向いてない?
「それなりに重さはあるフレーム(フレーム:1,070g フォーク:415g シートポスト:220g)なので、ヒルクライムにピッタリ!とは言えないですね。平坦メインのレースが最適ですかね。ツーリングでもじゅうぶん楽しめます」
Rasor(ラソア)の特徴はズバリ、なんでしょうね。
「最大の特徴は、フロントもリアもブレーキが”ダイレクトマウントである”こと。ほら、ブレーキが2本のシャフトで固定されているでしょう?通常は1本のところ、2本で固定しているので、ブレーキ剛性はすごくいいです。あと、フォークの剛性がムチャクチャありますよ。その分重くはなっていますが、剛性はハンパないです」
あのー、リアブレーキがないんですけど・・・。
「ここです。BBのすぐ後ろにありますよ。最近のエアロフレームは、空力を考慮してか、このパターンが多いですね。まあ、シートステーが細すぎるので、取り付けられないってのも理由でしょうが」
あれ?チェーンステーが非対称じゃないですか?
「お、よく気づきましたね(笑)。そうなんです、チェーンステーが非対称なのもRasor(ラソア)の特徴です。BOMAの中では初ですね。上から見るより、下から見た方が、非対称の様子がよくわかりますよ」
ホントだ。それにしても、太いチェーンステーだなあ。
「あと、もうひとつ特徴があって、電動化を想定した設計になってます。バッテリーも内蔵かできるんですよ。場所はシートポストの中」
おおお!こんな場所に入れるのか・・・。
「ここにバッテリーを装着させます。だから、ぱっと見では電動かどうかわからないですね。あ、電動化を意識はしていますが、もちろん従来のワイヤーでもいけますよ。ワイヤーの感触が好きで、あえてワイヤーを選ぶ人も未だに多いですからね」
フレームセットで定価は¥220,000(税抜)。BOMAの中では高い部類ですが、本格的なレース向けエアロフレームとしては、コストパフォマンスは高いです。
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