カーボンディープリムには乗りたいけれど、クリンチャータイヤの気軽さは捨てがたい。だから、いつまで経ってもディープリムに手が出せない。そういうロードバイク愛好家は少なくないと思います。
中山も内心、いつかはカーボンディープリムを愛車に履かせてみたいのですが、「耐用年数が短くないのかしら?」とか、「チューブラーでパンクするのは交換作業がしんどくて嫌だなあ」という心配が先に来てしまいます。よって、「まあ、しばらくはアルミのクリンチャーでいいかな・・・」と諦めているわけです。
BOMAにはクリンチャータイプのカーボンのディープリムがラインアップされているということで、どういうホイールなのかをハクセン鳩ヶ谷の店主に教えてもらいました。
<参考リンク>
BOMAのホイール・ラインナップ (※ BOMAの公式サイトに飛びます)
「クリンチャーでカーボンディープリムってあまり出回ってないんだけど、BOMAのTH-9Wはその希望を叶えてくれるよ」
「カーボンなのに、クリンチャーが履けるって、いいとこ取りで嬉しいですね」
※こちらがBOMAのTH-9W
「ビードを引っ掛けるためのクリンチャー構造なので、重さ的にはチューブラー用よりは重くなってしまうけどね。クリンチャーモデルは1,650グラム(フロント、リア合計)で、チューブラーモデルは1,400グラム(同左)。TH-9Wのほうが250グラム重い。その代わりお値段がリーズナブル。ちなみにスポークはエアロ形状でステンレス製だよ」
「あのー、そもそもディープリムを履くメリットってなんですか?」
「やっぱりね、エアロ効果による推進力は替えると瞬時に感じとれるよ。乗り続けていると感覚が麻痺してしまうけど、替えた効果は実感できるね。軽量化するなら、フレームで求めるより、ホイールを軽くする方がいい。あと、軽量化の恩恵をもっとも感じられるのは、ヒルクライムだねえ」
「やっぱ、乗ってみないとわからない違いってのがあるんですね」
「あとは見た目のカッコ良さね(笑)。愛車を愛でてうっとりできる。これ大事。ボクはカーボンディープリムのチューブラーにずっと乗っているけど、もうアルミのクリンチャーに戻ろうとは思わないもん」
「耐用年数は?カーボンだから持ちが悪いってことはないですか?」
「って思うかもしれないけど、そんなことないね。カーボンでもアルミクリンチャーと同等に使えるよ。ただ、カーボンの方が衝撃には弱いから、事故とかでぶつかったりするとダメになってしまう可能性はアルミよりは高いね。強い衝撃だと、カーボンは割れちゃうんだ」
「やはり、カーボンディープリムは扱いがややデリケートなんですね」
「うん、とくに輪行するときとか、外して運ぶときは気を遣った方がいいね。でも、日常的に走る分にはそんなに神経質にならなくて大丈夫だよ」
カーボンディープリム、いつかは欲しい・・・。カミさんをどう説得するかがハードルだけど・・・(笑)。
Sports Bicycle Start Book 2015
サイクルショップ ハクセン
〒334-0011 埼玉県川口市三ツ和1-9-24
TEL 048-281-0926 FAX 048-281-0985
メールアドレス h-hakusen@ace.ocn.ne.jp