シマノでもない、カンパニョーロでもない、スラムの12速スプロケットを調べてみよう

ロードバイクのコンポーネントといえば、シマノもしくはカンパニョーロが王道でしょうが、スラムというアメリカのメーカーもあります。

主にマウンテンバイク用のパーツメーカーですが、今はロードバイクのパーツも作っています。 傘下にはブレーキパーツメーカーのエイヴィッド(Avid )やサスペンションフォークメーカーのロックショックス(Rockshox )を持っており、さらにはドイツのザックス(Sachs )の自転車パーツ部門を買収して、内装ギアも製造している…そんなメーカーです。


そんなスラムが12速のスプロケットを作ったということで、どんなモノなのか、公式サイト(日米両方)を読んで、調べてみました。



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スラムのリアディレイラーって、カッコいいなぁ…(うっとり)





XG-1295 Eagle Cassette と XG-1299 Eagle Cassetteの2種類ありますね。それぞれ見ていきましょう。まずはXG-1295 Eagle Cassetteから。


XG-1295 Eagle Cassette


10-12-14-16-18-21-24-28-32-36-42-50と超スーパーワイドレンジ。いきなりビックリなのが、50Tという歯数が存在するということ。マウンテンバイク用とは言え、そんなビッグサイズを作ってしまうとは…。


50Tの採用で500%のギヤレンジを実現したX01 Eagleカセットスプロケット。アルミ製 50Tを除く、9段分と2段分をクロモリインゴットから削り出しているんですって。さそかし高い耐久性なのだと想像できます。なお、取付には専用のXDドライバーが必要です。


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スペックは以下の通り。


・重量 355g
・材質 クロモリ/アルミニウム
・ギアレシオ 10-12-14-16-18-21-24-28-32-36-42-50
・変速 12 Speed
・推奨チェーン Eagle™チェーン
・推奨コンポ X01 Eagle


専用のチェーンと推奨コンポーネントが指定されていますね。まあ、12段ですから当然ではあります。


気になるお値段ですが、定価で58,000円(税抜)!スプロケットひとつの値段としてはなかなかのもの。


ちなみにUSドルでは定価が$360で、Euroでは €392となっています。
※1ドル=101円(9月30日時点)
※1ユーロ=113円(9月30日時点)


公式サイトはこちら(日本語)


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※こりゃまたすごいギア比だこと



つづきまして、XG-1299 Eagle Cassetteです。


10-12-14-16-18-21-24-28-32-36-42-50というやはりスーパーワイドレシオな構成。なお、両方共にギアの構成、歯数はまったく同じ。アルミ製 50Tを除く9段分と2段分をクロモリインゴットから削り出す製法にも違いはありません。

では何が違うかといいますと、ゴールドカラーは窒化チタンコーティングが施されているそうで、高い耐摩耗性や耐食性に優れます。あと、単純な見た目の美しさもありますね。なお、やはり取付には専用のXDドライバーが必要です。


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スペックは以下の通り。

・採用テクノロジー X-Dome, XD Driver
・重量 355g(重さも同じですね)
・材質 クロモリ/アルミニウム
・ギアレシオ 10-12-14-16-18-21-24-28-32-36-42-50
・変速 12 Speed
・推奨チェーン Eagle™ chain
・推奨コンポ XX1-Eagle

さて、お値段ですが…なんと63,000円(税抜)!! チタンコーティングのぶん、お値段がアップしております。

USドルでは$420で、Euroでは €458なのだとか。公式サイトはこちら(日本語)
せっかくなので、プロモーション動画も貼っておきましょう。


マウンテンバイク用の12段変速のスプロケットとコンポーネントですが、これ、ロードバイクに取り付けることはできるのでしょうか。今度、長尾さんと小屋敷さんに確認してみようと思います。




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