タイヤブートはクリンチャーユーザー必携のパンク修理用具ですよ

先日、愛車のDahon(ダホン) Mu P8で川口市内を走っていたら、突然、お尻の真下あたりで「パァァァァン!」という音が鳴りました。



パンクです。ミニベロを降りて確認したら、道端に尖った金属片が落ちてまして、リアのタイヤを見たら、ザックリいかれてしまいました。チューブを交換しても、裂けた箇所からチューブが出てくるのは目に見えてます。



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いくら空気圧に気をつけても、マメにチェックしていても、こういう不幸は必ず起きます。



で、思ったんですが、タイヤが裂けたり、大きな穴があいて、予備チューブ交換だけではいかんともしがたい場合、いったいどうやって対処すればいいんでしょう?地元の川口市だったからよかったものの、街から離れた峠とかだと自転車屋もなく、確実にアウトでした。



こういうときのためにどんな準備をしておくのがいいのか。困ったときのハクセン鳩ケ谷、長尾さんに教えを乞うてみました。

近所の事故でよかったものの、ツーリング中にタイヤがバーストしてたらとおもうと、冷や汗もんでしたよ・・・。


「予備チューブだけだと、こういう事故に対処できないんですよね。やっぱり、タイヤブートはツール缶に入れておくといいですよ。日常ではほぼ使う機会はないけど、ツーリングには持って行きますよ」


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裂けたタイヤに予備チューブを入れても、やっぱダメですよね?


「ダメですねー。穴からチューブが脱腸のようにぷくーっと膨らんでくるので、走れないです。穴や裂傷にはタイヤブートでないとムリですね」





タイヤブートって、厚手のシールみたいなヤツですよね。


「コレです。シールのようにはがして、内側から養生するように貼るわけです。このままだとロードバイクの700cのタイヤには大きすぎるので、僕は二つに切っておくことをオススメします。こうすれば、1枚で前後輪ぶんになるでしょう?」


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これを・・・




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こう切る。そうすれば2回分になる。




ふつーにハサミで切って構わない?


「構わないですよ。ただ、シール部分が剥がれてこないようにだけ注意してくださいね。あと、このタイヤブートにも書かれているとおり、緊急時用なので、無事帰宅したらタイヤは新品に交換しましょう。そのまま乗り続けてもかまいませんが、遅かれ早かれパンクするでしょうから」




タイヤブート以外に、ツーリングに持参する装備ってどんなのがあります?


「僕のVIDE(BOMA)はチューブラーを履いているので、タイヤブートは持って行きません。かわりに、シーラント、空気入れ、チェーンのコネクティングピン、チェーンのコマは積みますね。あと、意外に役に立つのが「タイラップ(結束バンド)」でして、ちょっとワイヤーを束ねておきたいときとかに活躍します。対した荷物じゃないので、結束バンドも持って行ってます」



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ツール缶の中を見せてもらった。





いやー、それにしても私、ずーーっとタイヤブートを持たずにロングライドしたり、秩父で峠越えするとかやってました。今思うと、けっこー怖い行為ですよね。


「それは単純にラッキーだっただけ(笑)。クリンチャーユーザーなら、タイヤブートは必ず持っておきましょう」



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