ディスクブレーキの特長をわかりやすく解説します

ロードバイクではまだキャリパーブレーキが主流ですが、ぼちぼちと雑誌では見かけるようになってきたのが「ディスクブレーキ」。街中や荒川CRでは、さほどお目にかかることはないですね。ブルぺする人には人気だと聞いたことがありますが。




ディスクブレーキってどんなものなのか、使ったことがないからどういうものなのか、知識がないんですよね。そのへんの話をハクセン鳩ケ谷の長尾さんとN村さんに聞いてみました。



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ディスクブレーキの特長って、何でしょう?


ディスクブレーキの特徴をカンタンに言うと、「1 雨に強い(天候に左右されにくい)」と「2 ストッピングパワーが強い」のふたつですね。ブルぺのようなハードな用途にはもちろん、雨でも自転車通勤するような人は、”クロスバイクでディスクブレーキ”って組み合わせの人が多いです。



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キャリパーとディスク、どっちが長持ちします?


一般的には、キャリパーブレーキよりディスクブレーキのほうが長持ちです。ただ、パッドを押して止まるので、ディスクブレーキは音鳴りはしやすいですね。






ローターに穴が空いている理由は?


軽量化と熱の放熱のため、ですね。ローターが大きいほど、ストッピングパワーは大きくなります。




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ワイヤーと油圧という2つの方式がありますけど、どう違うんでしょう?


ざっくり言うと、「ワイヤーはメンテナンスが楽で経済的」で、「油圧はストッピングパワーがすごいけど、コストは少々かかってしまう」ことですね。電動で油圧式ってのが以前は多かったんですが、最近ではワイヤーの油圧式もあって、手を出しやすくなってますね。



シクロクロスなどに使うシマノのSTI、電動Di2はST-R785、ワイヤー式はST-RS685になります。



油圧を選ぶ理由としては、何と言っても「ダウンヒルのしやすさ」。油圧って乗ってみればすぐわかるんですが、軽いタッチでものすごく効くんです。このマウンテンバイクは油圧式なんですが、ちょっと乗ってみてください。




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どれどれ・・・うお!本当だ。なんだこれ、軽くてコントロールしやすい。
でも、ここまで軽い必要ってあるんでしょうかね?ふつうのワイヤーで十分では?


キャリパーブレーキのバイクで長い距離、そうですね・・・富士スバルラインだと20キロはありますか、を下るときって、腕と指が疲れ切ってしまって、スピードがコントロールできずに危ない思いをすることがあるんです。そういうとき、油圧式だと本当に楽で安全に下れるんです。



山の上って、寒いじゃないですか。ヒルクライムレースで試合が終わった後に下りますよね。そのとき、寒さと疲労で手首がガッチガチになって、ブレーキングできなくなってしまってコーナーを曲がれずに突っ込んでしまう・・・って事故が、たまにあるんですよ。






なるほど、そういう状況なら、油圧の意味と意義があるんだ。


僕も寒さに凍えながら下った経験がありまして、油圧の人が真剣に羨ましい!って何度も思いましたもん(笑)。富士スカイラインは路面がきれいなので、事故率はさほどでもないんですが、美ヶ原にはエグい坂があってですね、路面も多少荒れているとこがあるんです。レースに出場するたびに、下りで事故が起きて、救急車が出動するのを見てますね。



まあ、こういうハードな乗り方をする方は油圧式のディスクブレーキをオススメしますが、そうでなければキャリパーで十分でしょう。



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ロードバイク メンテナンスの超基本





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