ハクセン鳩ケ谷では、ロードバイク以外にクロスバイクのお客様も多数いらっしゃるのですが、用途としては「日常の足」つまり、お買い物や通勤メインの方が多いですね。高価すぎるロードバイクでは、盗難が怖くて気軽に街中に停めておけないので、じゃあ比較的安価なクロスバイクで、というわけです。
通勤用のクロスバイクに、これ!という正解はないのですが、ハクセン鳩ケ谷的に考える、10~15キロ程度の距離の通勤にベストなクロスバイクをご紹介してみます。
<フレーム>
錆びにくく、少々雑に扱っても大丈夫な頑丈なアルミが通勤用途には向いているでしょう。乗り味はカーボンに比べれば硬めではあるものの、15キロ程度の距離であれば、まず問題ないはず。
<ブレーキ>
Vブレーキで何の問題もないです。しかし、雨天時の運転も考えると、より安全に止まれるのはディスクブレーキです。ディスクブレーキについては、過去記事で解説しているのでそちらを読んでいただくとして、端的に言うと、ディスクブレーキのほうが、より確実にスピードコントロールできます。「雨の日は乗らないよ」という方は、Vブレーキでも構いません。
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<フォーク>
サスペンションがあるフォークは、たしかに手元のクッションがあって乗りやすいことは乗りやすいのですが、それなりの距離を走るとなると、リジッドフォーク(サスのない普通のフォーク)のほうが結果的に楽に早く走れます。
<タイヤ>
これは好みと距離と体力で変わってくる部分ですが、個人的なオススメは「38c×700c」ですね。エアボリュームも多くって、乗り心地もまずまず。15キロかそれ以上走るという方は、やや細めの「35c×700c」にするといいですね。細いぶん、より速く楽に走れます。
<安全装備>
通勤で使うということは、夜間走ることが想定されますね。であれば、前後のライトはマストアイテムです。フロントは明るいに越したことはないですが、光量が大きいものはややお高い。安いのでということなら、道は照らさなくても、せめて自分の存在を車や歩行者に伝える点滅式はつけておくべき。
あと、リアのフラッシャーも後方から追い抜いて行く車やバスに自分の存在を知ってもらうために必須です。夜間に走るなら、前のライトはもちろん、リアのフラッシャーも忘れずに。
<あると便利なアイテム>
最後に、必須ではなくても、あると便利なアイテムが「泥除け」。雨天時に走らないと決めていても、路面が濡れていることはありますし、避けられない水たまりにも遭遇します。そういうとき、泥除けがないと、タイヤが盛大に水を巻き上げてしまい、スーツの裾がびしょ濡れ・・・になってしまいます。
ですので、汚れて欲しくない服装で運転されるのであれば、泥除けはあると便利。ただ、スポーティな雰囲気は失われて、やや生活臭のあるスタイリングにはなってしまいますが。
あと、バーエンドバーもあるとポジションを替えることができて、腕と手首を休められます。目安として、片道15キロかそれ以上走るなら、あると地味に便利ですよ。ただ、バーエンドバーはとっさのブレーキングができないので、車の行き来が激しい道では使わないのが賢明。周囲に十分気を配ってお使いください。
あ、ヘルメットは言わずもがなですよ!
Bicycle Style Magazine 万能クロスバイク最新バイヤーズガイド 2015
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