先日ハクセン鳩ケ谷に行ったとき、いつものごとく店長がハンパない納車式をしていたので、見学させてもらいつつ、新車のオーナーさんにお話を伺いました。
車種は「TERNのVerge X10」。ホワイトとオレンジのツートンカラーが目をひく、いかにも走りそうな高速ミニベロです。ホイールは私のと同じKinetix PROを履いてますね。
3年近くこのホイールを使っていますが、個人的に最強な部類のミニベロホイールだと思ってます。
＜購入された目的は？＞
「運動不足で全然動いていないので、乗ってみようかなと。それだけの理由です」
＜すでにロードバイクを所有してて、2台目ですか？＞
「いや、これが初めてのスポーツバイクです。ロードバイクはちょっとまだ敷居が高いような気がして、ミニベロなら乗りこなせそうなイメージがあったんで、こっちにしました。あと、いざとなれば輪行で帰ってこれるし（笑）」
＜初めての1台にしては、ハイエンドモデルをチョイスしましたね？＞
「安い車種から始めて、徐々にカスタムってのも考えたんですが、結果的に高くついてしまうかなって気がしたんです。だったら、最初からいいヤツにしておくほうが、後悔しないかなと。たとえば、このホイールだって後付けで買うと4ー5万円するでしょ？安いのを買ってから奥さんにホイールの相談をするのは、なかなかにシンドイじゃないですか（笑）」
※中山の補足
この方、素晴らしい判断です。中山家もそうなのですが、妻は自転車に理解が薄く、パーツの値段は信じがたいそうです。このような女性はむしろ一般的なので、あとでカスタムしようではなく、最初からいけるとこまで盛っておくのは賢明な判断。※既婚者は同意してくれると思います。
店長
「いいホイールだから大切に乗ってね。段差を乗り上げるときは優しく。ややお尻を浮かせて体重を抜くイメージね。あと、立ちゴケしそうになったら己の体を使って守る！のは冗談だとしても、そういう人は多いね」
＜コンポはスラムのX9を使ってるんですね＞
ええ、ここもかっこいいなって思いましたね。
※いかにも軽そうなルックスのスラムX9
中山
「ところで店長、Verge X10 と Verge P20って見た目は似てますけど、Verge X10のほうが高価ですよね。どこに違いがあるんです？」
※ こちらはVerge P20。スタッフの小屋敷さんの私物ですが、すでにホイールなどに手が入ってます。
店長
「パーツの差が大きいんだけど、実はフレームも差があるよ。ほら、溶接の処理がVergeX10のほうが丁寧でしょ？」
※ 上がVerge X10 接合面が滑らかでギザギザしていない。
※こちらはVerge P20 よーく見ると、このように手間の差が、美しさの差になって現れる。
「たしかに。よく見ると、溶接の箇所、すべてが滑らかに処理されてますね。VergeP20はギザギザが残ってて、若干見栄えで劣る印象だ」
＜VergeX10で、どこまで行きますか？＞
「まずは50キロくらいかなー。100キロ走れるかどうか、まだ自信がないです。輪行覚悟で行けるとこまで行ってみるつもりです」
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