トロリーラック付きのミニベロにTERNのLink P24H(メーカーリンク)がありますが、トロリーラック付きを愛用する人共通の悩みは「折りたたんだタイヤが、引いて歩いているうちに外れてしまう」らしいのです。
このように転がすとき、マグネットだけで固定していると、ちょっとした衝撃で外れ、タイヤがずれてしまうんですね。
今回、ハクセン鳩ケ谷ではこの悩みを解決するための”試作品”を作ってみました。試作品なのでもちろんメーカー純正ではないですし、未発売です。(というか、まだ商品名も決めていない)
いまのところ、問題なく使えていますが、量産体制に入るにはもうちょっと試行錯誤が必要のよう。
途中経過ではありますが、どんなものかを紹介しましょう。
<追記:2014年10月5日>
多数のご要望をお受けしたので、(数量限定ですが)生産することになりました!
くわしい納期、お値段は決まり次第ブログで告知しますね!
TERNのLink P24Hはツーリングに特化したミニベロです。キャリアをフル装備したこれは重さはちょっと重めの約15kg。これを腕に抱えて輪行するのはちょっと現実的ではありません。
よって、トロリーラックが用意されているわけです。
折りたたんでいくとこんなかんじになります。
このままでは転がせないので90度倒し、タイヤが地面を向くようにします。ただ、これだとシートポストが横を向いてしまうので、シートポストをつかんで転がすことができなくなります。
そこで、シートポストをいったん抜き、トップチューブ下にあるシートポスト入れ(別売りのパーツ)に差し込めます。こうすることで、折りたたんだバイクを傾けてコロコロと駅構内を転がせるんですね。なるほど、これがあれば15kgの重量も怖くないです。
ただ、傾けて移動していると、ホイールの軸を磁石でくっつけている部分がずれてきてしまい、転がりのジャマをします。これがオーナーの悩みのタネ。
そこで作ったのが試作品のこれ。向かって左のを前輪フォークの磁石の先端に、右のを同様に後輪に取り付けます。折りたたんだときに、この二つのパーツが向かい合い、ネジのようにクルクルしてやると、ガッチリ固定されます。
素材はアルミ。アルマイト加工もさせる予定なので、フレームカラーに合わせたチョイスもできるようにします。ラインアップは未定ですが、ゴールド、ブラック、ブルー、レッドくらいを検討中。
※クルクルとワンタッチで装着
TERNのLinkモデルにしか使えないというわけではなく、マグネットキャッチのあるTERN、ダホン両方で使えるようにする予定です。
※後輪もワンタッチ
ちなみにTERNのLink P24Hですが、輪行バッグがトロリーラックのサイドに一体化されてまして、いちいちバックパックから取り出す必要がないです。輪行バッグって、けっこうかさむのでできればバックパックに入れたくないものなので、これは助かります。
どのように輪行バッグで包むのかを連続写真で紹介。
↓↓↓
あらよっとって感じにかぶせます。
チャックを締めて、キュッと包み込んでやります。
タイトな造りになっているので、最後のここだけ、ちょっと力が必要。
完成です。1分もかかりません。
試作品が完成したら、別途ブログでご紹介しますね。
「いつになるかはまだお約束できませんが・・・(笑)」
<追記:2014年10月5日>
多数のご要望をお受けしたので、(数量限定ですが)生産することになりました!
くわしい納期、お値段は決まり次第ブログで告知しますね!
輪行徹底ガイド
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