ロードバイクがブームになって久しいです。
漫画の題材になることも増えてきましたし、テレビや雑誌で取り上げられる機会も増えてきました。
男性ロードバイク乗りとして、女性も参入してくれることはウレシイことではあるのですが、中には勘違いしたまま購入しようとしたりする方もいるそうです。
そこで、今回はハクセン鳩ヶ谷の店長に、『女性がロードバイクを選ぶときのポイント』を語ってもらいました。
女性客が来店すると、とたんにテンションが上がる店長（笑）。
『ハクセン鳩ヶ谷では、初めてロードバイクに乗る女性も多いね。半分以上は彼氏や旦那さんといっしょに買われるんだけど、なにはともあれまずはロードバイクに試乗してもらうのがボクのやりかただね』
まず乗ってもらうんですか。
『うん。FELTの小さめのフレームがあるからそれでドロップハンドルの操作やスピード感に慣れてもらう』
で、身体を採寸してフレームを決めていく・・・と？
『いや、そもそもロードバイクにすべきかどうかってとこから話を聞くよ。だって、通勤でしか使わないって女性もいるからね。だったら、ロードバイクはもったいないし、盗難の危険性もあるから、クロスバイクをすすめる場合もある』
あ、そういう女性もいるんだ。
『そうなんだ。弱虫ペダルの影響もあって、ロードバイクを買うって決めて来店される女性は少なくないけど、用途を聞いてみたら、ロードバイクはやめておいたほうがいいよってこともあるの』
通勤メインなら、クロスバイクのほうが便利ですよね。安いし。
『クロスバイクはロードバイクに比べてタイヤが太くて頑丈だから、はるかにパンクしにくい。泥除けも付けられるし、スタンドもあるからコンビニや買い物にも立ち寄れる。なんなら、カゴを付けてもいい。ママチャリに走行性能を加えたような使い方だってできるのがクロスバイクの利点だからさ』
実用性で言えば、クロスバイク最強ですもんね。
『そうなの。ただ、趣味でロングライドしたいとか、ツーリングにでかけたいってことなら、ロードバイクを勧めるよ』
ふむふむ、そのときはどんなアドバイスを？
『手頃なアルミフレームから始めてもよいかな？10万円台のエントリーモデルでとりあえず始めてみよう。もしかしたら飽きてしまうかもしれないし、男性のようにハマってしまわないかもしれないからね』
もし、ハマってきたら・・・？
『そのときは、アップグレードしたり、カスタマイズしてみればいいと思う。ハクセン鳩ヶ谷でよく売れるのは、FELTのZWシリーズのZW85というアルミモデル。もしくは、ZW7というカーボンモデルだね』
ほうほう。FELT以外には？
『メリダのRIDERS80というアルミのエントリーモデルかな。税込みで79,900円という、ロードバイクにしては相当にコストを頑張っているモデルだよ』
クロスバイク並に安いですね。
『そうそう、女性で初めて自転車に乗るって方は、最低でも自分でパンク修理はできるようになってね。とくにロードバイクに乗る場合はなおさら。だって、修理できなかったら立ち往生しちゃうよ。そうなったら、悲劇だし、季節によっては危険だよ』
だからハクセン鳩ヶ谷では2時間かけて納車するんでしたもんね（笑）。
『そうなのね。こればっかりは手を抜けないんだ。ウチで買っていただいたお客さんには、自転車トラブルで嫌な目にあってほしくないから。メンテナンスはいくらでも講習するよ』
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