自転車の最適なチェーンリングの探しは奥の深い旅である

完成車ではなく、ゼロからロードバイクを組むとき、ワクワクしますよね。


フレームを選び、ホイールを吟味し、コンポーネントで悩む…。そのコンポーネントの話なんですが、チェーンリングでもじつは悩むんですよ。


「ノーマルクランク？コンパクト？どっちがいい？」、「インナーは39Tにすべきか、34Tでいくか？」、「間を取って36Tがよいのか？」という問題に直面するでしょう。


使い方と脚力などで決まってくるので、一概に「これがベスト」と断言はできませんが、小屋敷さんと長尾さんの意見を聞かせてもらいました。


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何気に奥深いチェーンリング選び…






「一般的にノーマルクランクと呼ばれているのは、52−39Tと53-39Tの２つ。レースをされている方や、本気系の方々はこっちですね」

ホビーライダーの僕では踏めないような気がする…。ちなみに50−34Tを使ってますが。


「いや、そんなことないですよ。平地メインって使い方であれば一般の方でもふつうに乗れます。山だと辛いでしょうが（笑）」


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遠出したときとか、予想してない場所で坂に遭遇してしまい、回避するわけにもいかないから登るってシチュエーションがけっこうあるんで、僕はノーマルクランクはちょっと勇気が出ないなー。


「であれば、コンパクトのままでOKです。クルクルと速目のケイデンスで回すのが好きな方は、あえてコンパクトにされていることも多いですしね」


あの、基本的な質問なんですが、男性用クランクとか女性用クランクって区別はあるんですか？


「性別での区分けはないです。基本的に同じものを使います。身長や足の長さには差があるので、クランク長で調整するかんじですね。ケイデンス重視派であれば短め、トルク重視派であれば長めにするといいですよ」


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ほうほう、あとはスプロケットの歯数でも調整可能？


「そうですね。たとえば完成車ですと12-27Tとか、11−28Tあたりが装着されていることが多い。27、28Tがあれば、少々の坂ならシッティングで越えられますからね。脚力に自信のない女性で、30T付きを要望される方はたまにいらっしゃいますが」


そこそこちゃんと体力ある男性なら、どのあたりのスプロケットをチョイスすればいい？


「1速＝25Tかな。オールラウンドに乗れるし、そこそこにクロスレシオな組み合わせになるので、変速もスムーズで気持ちいいです」


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23Tはどうかしら？小さくまとまったスプロケットって、遠目に見てもカッコイイんですよね…。


「足に自信があるなら、いいですよ（笑）。確かにカッコイイですが、峠で泣きを見るかもしれません」


長尾さんのPS-i　Pro はデュラエースだけど、どんな歯数を使っているの？


「僕は52−36Tという中間クラスを使っています。ちなみに、11速化されてからは、コンパクト、ノーマルって名称では呼ばなくなりましたね。歯数だけで区別していますよ。知っていてもとくに意味のない豆知識ですが（笑）」


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※長尾さんのデュラエース。光沢が眩しい…。



脚力は人並みしかない中山は、もうしばらく50−34Tのままでいきまーす（笑）。



ロードバイクパーツカタログ2015




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