自転車メンテナンスのための、オススメな工具＆選び方について

自転車を買えば、多かれ少なかれ、自分でメンテナンスする場面もあるでしょう。


なんでもかんでもショップのメカニックさんにお願いしてもいいのですが、やはり多少のスキルと知識は持っていたほうが、後々役に立つものです。


そこで、必要になるのがアーレンキーのセットでしょう。アーレンキーは自転車メンテにおいてもっとも活躍するツール。できれば1セット持っておきたいところなので、どんなモノを買っておくべきかを長尾さんと小屋敷さんに訊いてみました。


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工具の話になると、にやにやが止まらない長尾さん（なぜだ……）






「工具はピンキリあるので、どれを選ぶかは迷うところですね」


「少なくとも言えるのは、100均ショップで売っているアーレンキーはやめておいたほうがいいかな…。精度も品質もそれなりなので」


「ピンキリありすぎて、素人は何を選べばいいか、皆目検討がつかないっす」


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「工具メーカーもたくさんあるので、これが良しと断言はできませんが、できれば工具店で買うのがベスト」


「ホームセンターじゃダメですか？」


「かまわないですよ。でも、安すぎるモノは避けておいたほうがいいです」


「目安は…セット価格で4,000円以上くらいですかね？」


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「せめて、3,000円以上のを選んでおくと、そこそこのクオリティですかね」


「ほうほう」


「メーカーでは、KTCとか、わりといいですね」


「KTC？？」


「京都ツールカンパニーという、京都の機会工具メーカーです」


「初めて聞いた…」


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「あとは、PBスイスツールズとか、かな」


「それも初耳…」


「まあ、一般の方はあまり耳にしないであろう会社名ですね（笑）」


「ところで、アーレンキーとかスパナとかって、一度買ったら一生モノですよね？」


「いえ、工具は消耗品ですよ」


「えっ」



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「消耗に応じて、交換してやらないと、トラブルの元になります」


「まじすか。工具ってヘタるんですか？」


「使っていると、徐々に角ばっていた部分が丸みを帯びてきてしまいまして、そのまま使い続けるといつかネジを舐めてしまいます」


「え！それ怖い」


「一度舐めると、あとあと取り外すのにすごーく苦労するんですよ」


「あらー、そういうものだったんだ…」


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「僕なんかは、ダメになってもすぐ捨てず、摩耗してしまった部分をのこぎりで切り落として使い続けますよ」


「初耳や…」


「ふつうの方はしないであろう方法ですが、工具好きな人の間ではわりと知られた方法ですよ」


「へーー。ところで、スパナもだめになるっていいましたけど、具体的にどんな？」


「すごい力をかけ続けていると、横に広がってきてしまうんですよ。そのまま使っていると、これもマズいです」


「な、なんと……」


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「工具は、定期的に交換が必要ですよ。とくに、アーレンキーでいえば３～５は使用頻度が高いので、要注意」


「ラジャ。覚えておきます」


「あと、メーカーで知られているのは、パークツール（HOZAN）とかも有名です」


「ほーざん・・・？工具って奥が深いですね・・・」


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「工具店に行ってあれこれ触っていると、うっとりできて幸せなひとときが過ごせますよ。今度一緒に行きましょうか？」


「遠慮しておきます（笑）」




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