雨の中で走ると、タイヤの中に水が貯まるってほんと？

よっぽどのことがない限り、雨の中をわざわざロードバイクで走る人はいないでしょうが、何事も例外はあります。たとえば出先で雨に見舞われたとか、レースイベント等で雨天決行になってしまった場合。


とくにイベント等で長時間に渡って雨の中を走った場合、雨水が自転車の中に侵入してくるので注意が必要。


ちなみに雨水はフレームの中だけでなく、タイヤにも侵入してくるので注意（とライド後のメンテ）が必要ですよ。


ということで、長尾さんと小屋敷さんに傾向と対策を教えてもらいました。


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「こないだ、大雨の中でのエンデューロイベントに出場したんですが」


「はいはい」


「イベント後に自宅でバイクをケアをしてあげるわけです。外側の汚れを落とすことはもちろん、フレーム内にたまった雨水をしっかり抜いてあげたりとか」


「うむうむ、愛車をケアするのは大事なことです」


「で、ですね。ふとした拍子にタイヤを回したら、なんとチャプチャプと音が聞こえるんですよ…」


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「あぁ、当然のことです。雨の中走ると、タイヤの中に水が侵入しますので」


「それ、ずっと知らないでいました。雨水がタイヤにはいるって、いったいどこからどうやって？」


「スポークのニップルですね。ここから水が浸水していくんです」


「なんと……そんな小さい隙間からでも水って入るんですね」


「入ります。ホイールの種類とかロードバイク、ミニベロ、ママチャリ関係なく、どんなホイールもそうなってしまう宿命ですね」


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「防水対策ってあるんでしょうか」


「ないですねー。雨の中を走ったらちゃんとタイヤを外して水を抜いてあげるしかないです。多少面倒ですが」


「水を抜かずに、放っておくと何かまずいことはありますかね？」


「うーん、精神衛生上よくはないですよね？それに、リムがアルミとはいえ、内部で白い粉状になったりします」


「あらら」


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「リムテープの内側とか、すごく汚れてしまいますよ」


「その汚れが、直接のパンクの原因にはなり得ますかね？」


「まあ、その心配はないでしょうが、少なくともプラスには作用しません。気持ちのよいものではないので、雨天に走ったらタイヤを外してあげてください」


「そっかー。。。ん？まてよ。じゃあこれならどうです？もしもバトンホイールを使っていたら、水は絶対に侵入しないですよね？なにしろ、リムとスポークが一体化しているんですから、水の入りようがない」


「それが、、、入るんですよ。バルブがあるから（笑）」


「あ・・・そうか」


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「ふつうのホイールに比べれば、水は入りにくいホイールだとはいえますけど、決してゼロにはできません。なので、過剰な信頼をしないでください（笑）」


「はい…あと、タイヤを外したときは水を抜く以外にも乾燥させるとなお良しですかね？」


「ですね。水を抜いてすぐはめるよりも、よりタイヤとホイールに優しいので、ぜひそうしてあげてください」


「はーい」




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