ターニー(TOURNEY)とはどのようなコンポーネントなのか

ロードバイクにそこそここだわるサイクリストは、コンポーネントもこだわっているもの。シマノでいえば、デュラエース、アルテグラ、105あたりで組んでいる方々が多いでしょう。もしくはティアグラもその中に入ってきますかね。


ソラ(SORA)の下にはクラリスとターニー(TOURNEY)と呼ばれるエントリーグレード向けコンポーネントがあるんですが、ターニーは中でも最も下に位置します。



ターニーがどんなコンポーネントなのか、ちょっと調べてみました。




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ターニーってあんましイケてる感じのネーミングには聞こえないですね…








まずターニーですが、ギア数は7段。本格的なレースとか、スピードを競う系の走りにはとうてい向いてはいませんが、街中を走るていどの使い方であれば問題なし。フロントもダブル、トリプルから選べますので、坂がある地域のユーザーさんでも大丈夫でしょう。




ウィキペディアのリンクも載せておきましょう。




STIの先っちょを見ますと、メモリらしきものがあります。シフトチェンジに合わせてカチカチ左右に動きます。そう、今何段にギアが入っているか、視覚的にわかるという機能なんですね。



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デュラエースにすらないこの機能が、最下層のターニーになぜ用意されているのか?ぶっちゃけますと、たぶん、必要ないからでしょうね。


ロードバイクに乗り込んでいると、今ギアが何段に入っているかどうかは割りとどうでも良くて、足が快適に回せるギアを自然と選べるようになるから。ですので、視覚的なインジケータがなくても別に困らないのです。


あったらあったで便利かもしれませんが、なくてもなんとかなる…ものだと認識しておいてください(笑)。



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ターニーの特徴として、シフトアップがカンパ的な動きをします。そう、親指で押し込むようにしてギアを重くしていくのです。どうですか、かっこよくはありませんか。


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※ただ、シフトアップのボタンはやや小さめではありますね




カンパニョーロに憧れがある方なら同意してくれるはず。ただ、シフトダウンはブレーキレバーを横に押し込む形式なので、純粋なカンパニョーロ的な動きはしません。シフトアップ(重くする)はカンパニョーロちっく、シフトダウン(軽くする)はシマノちっく、、、だと覚えておいてください。


ちなみにターニーは、一番下のグレードだけあって、剛性にはやや不安があります。峠を攻めながら下るようなマジな走りをすると、小屋敷さんいわく「剛性が不足しててちょっと怖い」とのこと。



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本格的なツーリング、ヒルクライム、ダウンヒルをするのであれば、せめてソラ、できればティアグラ以上、お財布が許すのであれば105かアルテグラをお勧めしたいところです。




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※上の写真は「クラリス」。エントリーレベルのロードバイクに搭載されていることのあるコンポーネントです。





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