マウンテンバイクって、始め方がよくわからなくないですか?

ロードバイクもミニベロもクロスバイクも、すべてオンロード(舗装路)を走るものです。ようとに差こそあれ、それは変わりません


ではあマウンテンバイクはどうかというと、ちょっととっかかりがわからないというか、ないを手掛かりに検討したらいいかもわかりにくい。

マウンテンバイクはどう始めればいいのか。何を基準に選ぶべきなのか。そもそもどんな機構、構造をしているのか。そのあたりを長尾さんとねがみん君に教えてもらいました。



Imgp1300





マウンテンバイクは、ロードバイクよりもよっぽど複雑でして、構造も多種多様だし、使用パーツも多いです


「マウンテンバイクって、サスペンションが前にあったり、後ろにもあったり、いろんな構造パターンがあるでしょう?大きく幾つに分類されるんです?」


ざっくり3つ。フロントサス型のハードテイル。前後にサスのあるフルサス型、サスペンションがまったくないフルリジッド、ですね



20170618_162608

※フロントにサスのあるタイプ




「ほほう…オールマイティというか、バランスの良いのはどれなんですかね」


中間のハードテイルかな。リアにサスペンションがないのでかけたあ力が逃げにくく、しっかり走ります


「うん、それはなんとなくイメージできる」


フロントサスも意外に公道で使えるもので、段差とか凸凹もいなしながら走るので、ストレスが少ないです


「じゃあ、フルサスならもっと快適なんじゃないですか?見た目もメカメカしくてかっこいいし」


そのかわり、重いですよ。2つに比べて部品点数が相当に多い




20170618_163106

※フルサスです





「あー、そうなりますよね。じゃああですよ、3つのタイプはどういう風に使い分けるの?用途とかシチュエーションを教えてください」


ダウンヒル系はフルサスがマストでしょうね。普通の人がフルサスでないマウンテンバイクで下ったら、膝を傷めます


「トレイルとかクロスカントリーちっくな場所だと?」


フロントサスかな。エンデューロ、クロスカントリーはいわゆるシクロクロスっぽい場所を走る系ですね


「ふむふむ」




20170618_163056




ただ、トレイルと一言で言っても、コースのハードさによってサスペンションのストローク量が変わったりしますよ


「どういうこと?」


トレイルにもオールマウンテン、フリーライド、ダウンヒルって3つほどあって、それぞれダンパーのストローク量が細分化して変わるように色々パーツがあるんです。ダウンヒルがもっともストローク量が多いです


「ほえーーー、サスペンションも多種多様なんですね」


そーなんです。ロードバイクよりよっぽど細分化しています。それが
面白さ、奥深さでもあります


「私みたいなマウンテンど素人のおっさんが始めるとして、何をチョイスするのがいいでしょうね?」


フルサスがいいかなー。下りが楽だし、膝にも優しいので。ハードテイルはそこそこのテクニックが必要ですし




20170618_162610



「フレーム素材はなにを?」


クロモリもあるにはあります。アルミもありますが、今はカーボンが主流。そのへんはロードバイクと同じですね


「カーボンでフルサスだと、相当にお高くなってしまいそう…」


最初の一台はアルミで十分ですよ。どうせこけるし、傷つくし


「ですよね(笑)」


あと、ちょっとした注意点ですが、ハンドルは700ミリ以上あったほうがいいです。安定します。切ってしまうとスッキリするし、街乗りはしやすいですが


「マウンテンバイクって、けっこうハンドル幅が広いんすね」


これくらいないと、安定して走らせられないんですよ。ただし、600ミリを超えると道交法上、歩道は走れません


「うお、そうなんだ。ややこしい」


山であれば700ミリあったほうがいいですが、街乗りをするならハンドル幅を考えなくちゃいけません。歩道を走るのであれば、覚えておいてください


「はーい」




20170618_162614






サイクルショップ ハクセン
〒334-0011 埼玉県川口市三ツ和1-9-24 
TEL 048-281-0926  FAX 048-281-0985 
メールアドレス h-hakusen@ace.ocn.ne.jp