ハクセン鳩ヶ谷の所在地は南関東である埼玉県南部。ですので、本格的に雪がふることは年にそう何度もありません。数年に1回、どかっと降って交通網が麻痺することはありますが、せいぜいそんなもの。
基本的には、さらっと降る程度なので、本格的な冬用自転車タイヤは必要ないのですが、知識として知っておいて損はありませんので、長尾さん、小屋敷さん、ねがみんくんに冬にはどんなタイヤを履けばいいかを教えてもらいました。
「うーーーん、冬の雪の日に履くべきタイヤ・・・ですか、そこはおとなしく家にいたほうがいいのでは(笑)」
「いや、まあそのとおりなんですけど、知識として知っておきたいなと」
「ロードバイク用の雪用タイヤってのは存在しませんね。アノ細さで雪道に入ったら、瞬殺でスタックしますので」
「ですよね…やはり、雪道はマウンテンバイクのブロックパターンのタイヤが最強ですよね」
「えっ」
「えっ」
「マウンテンバイクのブロックタイヤは、雪道ではなんの役にも立たないですよ」
「え、なんでですか。このたくましいブロックが勇ましく雪をかき分けていく・・・んじゃないんですか」
「いえ、まったくだめです。雪道に侵入した瞬間にアウトです」
「うそ・・・てっきり、マウンテンバイク=雪道でもどこでも走れる最強マシーンだと思いこんでました」
「…それは完全なる思い込みですね…。まあ、スパイクタイヤを履かせればいけなくもないですが、それにしても重くて走らせるのに相当苦労はしますよ」
「まじすか・・・私はなんという勘違いをしていたというのか…」
「マウンテンバイクもそうですし、ビーチクルーザー的なバイクも雪道はだめです」
「じゃあ、あれは?ごっつい太いタイヤのファットバイクは?」
「新雪は走れませんよ。というか、新雪で走れるバイクはまずないと思ってください。圧雪された状態であれば、ファットバイクで遊べる・・・ていどの乗り方はできるでしょう。ただ…」
「移動手段としてはきびしい、と」
「ですね。雪の日はおとなしくしてたほうが吉です(笑)」
「自転車用の冬用タイヤってのはないんですかね。スパイクみたく尖ったのではなく、スタッドレスタイヤ的な滑りにくいうやつは」
「ママチャリ用ならたしかあったような・・・あ、IRCに”ささら”というのがありますね」
「なになに…雪の日も、スイスイらくらく! 冬の自転車ライフが楽しくなる自転車用スノータイヤ。おお、こういうのがあるんだ。ハクセン鳩ヶ谷のお客さんで、買ったことある人っています?」
「いないですね…ちなみに、冬季限定発売のタイヤらしいです。えーっと、雪が降った日でも安全に安心して自転車に乗れるよう、積雪における低温時でも高いグリップ力をキープする専用コンパウンドを採用しました。 タイヤの断面構造はスクエアな形・・・らしいですよ。たしかに表面が凸凹してますね」
「スクエアな形状ってのがイメージしにくいですが、そのおかげでタイヤの接地面積が増え、結果的にトラクションがかかりやすくなり、雪道でもタイヤが空回りしにくいようになっているそうですね」
「ただ、注意点も記載されてますね。雪道での走行を前提に開発していますが、雪道および氷雪路の走行について保証するものではありません。安全走行のためにも充分注意してご使用ください。また、低温時でのグリップを確保するため、非常に柔らかいゴムを採用しています。そのため、使用環境や乗り方によっては通常のタイヤよりも摩耗が早い場合があります・・・と」
「やはり、冬は・・・とくに雪が降ったコンディションでは無理して走らないほうが身のため・・・のようですね」
「ですね(笑)」
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