シートポストとフレームって、何年もほったらかしにしていると、カッチカチに固まってしまってネジを緩めても「うわーん！抜けない～～～」ってなることがあります。
シートポストとフレームが固着してしまった結果ですね。
これ、カーボン、クロモリ、アルミ、チタン・・・の組み合わせ次第で固着しやすかったり、逆にしなかったりするものなんでしょうか？あと、それを防ぐための方法はあるの？
ということで、長尾さんと小屋敷さんにアドバイスを求めてみました。
「素材の組み合わせはいろいろあるんですけど、たとえばアルミとクロモリだとどうなるんでしょ？」
「くっつきやすいですね。金属は基本的に固着するという宿命をもってます。なので、予防でグリスは塗りますね」
「アルミもクロモリも固着するんだ」
「アルミとアルミでもそうだし、アルミとカーボンでも固着はありえます」
「つまり、片方がアルミやクロモリのような金属だと固着はする可能性がある、と」
「そういうことです」
「じゃあチタンもそうなんですかね？」
「チタンは錆びないので、アルミやクロモリのようなことは起きないですね」
「チタン最強説・・・か。あ、でも、カーボンとカーボンの組み合わせなら、金属じゃないから腐食しないし、固着はしにくいんでは？」
「そうですね。カーボン同士ならまあ大丈夫です。そのかわり、シートポストが動きやすくなるって別の問題はあったりするので、アセンブリーコンパウンドを塗ることはしますよ」
「あの、ザラザラしたやつですよね」
「そうそう、それです(*^^*)」
「さっきのチタンの話に戻るんですけど、チタンのフレームに対してアルミのシートポストだったら、やはりグリスは・・・」
「塗ります！」
「なるほど……他に組み合わせはあるかな・・・じゃあクロモリ同士の組み合わせは？」
「クロモリのシートポストがいまはかなりレアなので、その組み合わせは滅多にないですが、やはり固着のリスクは孕んでますよ」
「とにかく、金属があるって時点でグリスなりの対策をしておかないと、いざ抜かねばってときに固着してて抜けなくて困るってことになるかもしれないと」
「ええ、固着してしまうと、サドルを強引に回すなどして外すしかなくなるので、フレームに負荷がかかってしまってあまりやりたくないですよね」
「だとすると、定期的にメンテする癖をつけとかないといかんってことですね。アタリマエのことですけど」
「シートポストを緩めるって、普段乗っているだけではなかなかないでしょうからねえ。まあ、不定期でもいいのでときどきお店に遊びにいくがてらでチェックしてもらうのがいいと思いますよ～」
「はーい＼(^o^)／」
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