オーバーホールはどれくらいのタイミングと頻度で行えばいいの?

ロードバイクは買ったらおしまいではなく、日々のこまめなメンテナンスが必要になります。自力でケアできなければ、自動車のようにショップに持ち込み、プロもメカニックさんに診てもらうことになります。
 

消耗品等の交換ではなく、全面的にバラしてチェックするのがオーバーホール。

 
ただ、お店に持ち込む時期を決めるのはユーザー本人の判断が元になります。で、肝となってくるのが「いつオーバーホールをするか」なんですね。
 
そのへんの見極め方ってどうすればいいのか、長尾さんに助言を求めました。



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 「オーバーホールって、なかなか素人が自己判断できなくないですかね?必要性は理解してても、タイミングが見極められないというか」


ですよね。なので私がどのお客さんにもお伝えしているのは、ご自身でサイクルを決めて持ち込むってスタイル


「それって、違和感の有無に関係なく持ってくるって意味ですか?


そうです。で、必要なモノは交換するし、まだ使えるならそのままにすればいいわけで



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「なるほど。そうしてもらえれば無駄もなくていいですね。ただ、サイクルって人によって変わりません??」


変わります。乗り方は人それぞれなので、、一般化はできないんですよ


「となると、サイクルを決める目安というか、コツってないんでしょうか」


一概には断言できませんが、ごくふつうの方であれば2,3年に1度でいいでしょう。ただ…


「ただ??」


中山さんのように激しめに乗る人、汗や水分によるサビがきになるような乗り方をしている人であれば、1年に1回チェックして、必要に応じてグリスアップするとか、予防は講じておいたほうがいいでしょう



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「ですよね。これまで2年に1回のオーバーホールでしたが、今後は1年に1回は定期点検を受けて、そこでオーバーホールの時期を見積もる・・・という方法に変えるつもりです」


ちなみにですが、使っているメカによっても消耗の速い遅いはあってですね、シマノの105のリアディレイラーを例に取ると、5700系よりも5800系はワイヤーが切れにくい


「えっ、ってことは、5700系は切れやすかったと?」


ですね。アールがキツイ構造をしているので、負荷がワイヤーにかかりやすかったんですよ。今のであれば問題ないですが、こういうコンポーネントによる差もあったりします


「うーむ、そんなちょっとしたことでも違いがあるんだ・・・」



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ボトムブラケットの劣化は気づきにくいでしょう。いちいちチェーンを外せばグラがあるかどうかの違和感には気づきやすいですが


「一般の人は、自分でチェーンの脱着までしないですよ」


そうなんです。なのでボトムブラケットはプロに診せたほうがいいかもです


「脚で回してて、ボトムブラケットの異変には気づけないですよね?」


まず無理ですね


「ちなみに、長尾さんはメンテナンスとかオーバーホールを怠ったせいで、なにかトラブルに巻き込まれたことってあるんですか?」


まったくないです。理由は、パーツがダメになる前に新しい製品が気になって購入してしまうから(笑)



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「そっちの理由か・・・」


おとなになって多少なりとも財力を持ってしまうと、ついつい買ってしまいますもんね(笑)。まあ、メカいじりが大好きって性格でもあるので、変える必要がなくても”萌えるから”って理由だけで交換したりするし…。夢屋のチタンコーティングされたチェーンは大好きだったな…たまらないです


「そっち方向の癖は私には全く無いですが、ほどほどにしておいてくださいね(笑)」
 


 
 
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