タイレルのミニベロ(折り畳めるほう)ラインナップはFSX、FX、IVEとありますが、じつはもうひとつXFというのがあります。FXとXFで混同しそうでややこしいネーミングなのですが、このXFというモデルはかなーり珍しく、走っている姿を見ることはおろか、ショップ店頭でもなかなかお目にかかれないミニベロです。
というのも、XFはチタンフレームでして、限定生産だから。タイレル創業10週年を記念して創られたアニバーサリーモデルなんですね。しかも50台限定のプレミアムミニベロなのです・・・。
筆者の中山もかろうじてイベントで見かけたことが1回あるていど。たしかそのときは完成車で120万円だか130万円というプライスタグがついていました。
そのXFが1台、ハクセン鳩ヶ谷にやってきたのです。もちろん、オーダーが入ったからであります。
おおおおおおおおおおおお・・・・・・・・・・・・これがあのチタンフレーム・・・
どんなミニベロか、公式サイトをちょっと引用しつつ要約しますと…
1.航空宇宙産業でも用いられ、加工が難しい高級チタン合金が素材
2.タイレルが培った技術や折畳み機構のノウハウなど、持てる技術力を余すことなく結集しひとつの形にした
3.フレームデザインは、2本の細い傾斜したパイプがトップチューブを挟む共通のデザインコード「スラントデザイン」を採用
4.スラントデザインによって、長いヘッドチューブまわりの剛性を高めつつ、フレーム全体の強度をアップさせることに成功
5.低重心のジオメトリー
6.チタン素材の反発力を活かしたフレームが融合し、安定感のある走りとともに爆発的なスピード感を生み出す
7.Shimanoの最高級エレクトリックコンポーネントDuraAce Di2や、超高性能ホイールメーカーとして名高いGOKISO製ホイールの装備
8.他のフォールディングバイクを凌駕するその存在感&頂点を極めたい人におすすめしたい至高の1台
なんとXF、Di2専用設計になってまして、フレームの各所を専用設計してあります。エレクトリックケーブル類やバッテリーはすべてフレーム内に内蔵、ディテールのこだわりを追求したとのこと。
あと、Vision(ヴィジョン)社製のステム一体型カーボンハンドルをバー採用していて、Di2ジャンクションをスマートに格納してあるので、ハンドル周りがすっきりした見た目になっています。
フレームがチタンだけではなく、シートポストもそう。チタニウム3Al2.5V製のシートポストを標準装備し、しかもポリッシュ仕上げになっているので鈍い光沢があります。
でもって、超高性能ブランドで名高い、GOKISOによるXF専用設計のハブを搭載(完成車での採用は世界初)したカーボンホイールまで装備しているというからオドロキ。なんかもう、「どうだ!やることは全てやったぞ!」ってプレミアム感満載のミニベロですね・・・。
主な装備と特徴は、下記に書いておきますね。
・高級TITANIUM 3Al2.5V製ダブルバデッドチューブ採用。フル切削により走るフォールディングバイクとして昇華
・1-1/4”インテグラルヘッドチューブの採用
・軽量カーボンモノコックフォールディングフォーク
・シマノの最高級グレード、シマノDURA ACE Di2電動コンポーネント装備
・極限の回転性能を誇る、XF専用カーボンホイール。GOKISO製ハブはXFだけの専用設計。完成車での採用は世界初。
・低重心構造による優れた走行性の実現
・専門スタッフにより、1台1台丹念に手作業でフレーム精度を調整
・ステム一体型のVision製高性能・軽量カーボンエアロドロップバーを装備。輪行時には玉押しの再調整の必要なくハンドルの角度調整が行える。
・特別保証書とシリアルナンバープレート付属
主な仕様も添えておきます。
・フレーム:チタン3Al 2.5V ダブルバデッドチューブ製
・コンポーネント:Shimano DURA ACE Di2
・ホイール:カーボンリム20インチ(ETRTO 406)+GOKISO製スペシャルハブ
・フォールディングフォーク:カーボンモノコック製
・シートポスト:31.6mm
・ブレーキ:キャリパーブレーキ
・タイヤ:シュワルベ DURANO Folding 28-406
・変速:Di2電動式 11×2スピード
・フレーム重量:2.4kg ※フレーム単体の重量
ということで、気になるお値段ですが、なぜか公式サイトには書いてありません。が!それを書いてあるブログをご紹介しておきます。そちらによればなんと1,250,000円+税。あ、もちろん、完成車状態の話です。ひゃくにじゅうごまんえんです。12万5千円ではないです(笑)。
衝撃のお値段ですね…。
なかなか気軽に注文できるバイクではないですが、気になる方がいらっしゃったらハクセン鳩ヶ谷までご相談くださいませ(^^)