ディスクブレーキにおける日常的なメンテナンスはどこまでオーナーでやるべきか問題について

リムブレーキしか乗ったことのない人にとって、ディスクブレーキはちょっと抵抗感ありませんか?
 

機材がまるっと変わってしまうコスト的な障壁に加え、メンテナンスってどれくらいのことをどんな頻度でやればいいの?っていう…。
 
 
これまでの習慣を見直さなければいけないかもなので、心構え的なことを長尾さんと小屋敷さんに聞いてみました。



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ディスクブレーキ、かっこいいのは間違いない。







そんなにめっちゃ自分でメンテナンスをやろうって考えなくていいし、リムブレーキと大差がある、、ってほどではないですよ


「それでも、何かしらは違うんじゃないかなって思いまして。たとえば、パッドを掃除しようとしてパーツクリーナーを吹きかけるのは不味くないかな?とか」


そうですね。軽く吹きかけて掃除することはありますが、たっぷりはかけないほうがいい。とくにレジン製のパッドだと、油分を吸収して音鳴りを発生させることがあります



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※右が完全に摩耗しきったキャリパー





「あー、たまにキーキー言わせながら走っているディスクロードを見ますが、そういうことなのかな」


意外に効果的なのはダスターですね。パソコンのキーボードの隙間のゴミをエアで吹き飛ばして掃除するやつ


「はいはい、簡単な汚れはあれで吹っ飛びますね。あれはよく使うんですか?」


いや、ぼくらはコンプレッサーがあるんでそれですね。まあ、自宅で整備するときにちょっと使うことがある程度



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※摩耗しきったローター




「パッドとローターががっつりと汚れてしまった場合、お二人はどうしてます?」


まずホイールを外してローターをきれいにします。が、、、ローターってべつにそんなに汚れないので、神経質にならなくてOK。汚れを軽く拭く、でいいでしょう


「はいはい。ではパッドの方は?」


ウェスを差し込んで軽く擦ってあげるとか。汚れが激しければパーツクリーナーも軽く使う程度で問題無いはず


「そうなんだ…なんか、私、すごく構えて考えていたかもしれません」


シクロクロスとかMTBで泥だらけになるレースをイメージしてのことかと思いますが、一般ユーザーはあんな乗り方はしませんよね?なのであのイメージに引っ張られなくてOKです


「そういえば、シクロレース後って選手らが水を勢い良く放射して泥を落としてますね。よく考えればかなり雑な清掃方法な気がする」


まあ、彼らはパーツは消耗品って位の認識だとは思いますが


「たしかに。じゃあ、パッドやリムは軽い掃除をたまにして、摩耗しきってしまう前に交換する、、、でOKでしょうか」


十分OKです。年に1回くらいでいいのでショップに持ち込んで、消耗品を替えるでよいです。そんなに乗らない人なら1年くらいではパッドはなくなりません


「そうなんだ」


高校生が通学にディスクの自転車を買って、卒業迄交換しないとか、珍しくないですよ。まあ、通学距離が短いってこともありますが、リムブレーキモデルよりは長持ちすると思ってもらって大丈夫ですよ〜


「はーい」
 
 
 
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