以前、雨の中をロードバイクで走った後にするべきメンテナンス法についての記事を書きました。
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「雨の中を走った後のロードバイクのメンテナンス法」
このときは、濡れたフレームをきちんと拭きましょう的なお話をしましたが、本格的な土砂降りに見舞われて、砂がタップリとこびり付くくらいの雨から生還した場合はどうでしょう?
今回は、続編として「水で丸洗いしたくなるくらい、ドロッドロになったロードバイクはどう洗車すればいいのか?」という質問を、長尾さんと小屋敷さんにぶつけてみました。
※写真はミニベロですが、まあメンテナンス方法は同じということでひとつ(笑)。
砂がフレームにべったりになってしまうと、水をジャブジャブかけて丸洗いしたくなるんですけど、やっていいものなの?
小屋敷 「BBに水が入ったりするとマズイので、あんまりオススメはしないですね。でも、上から軽くかけて汚れを落とすくらいなら問題ないです」
長尾 「僕は激しい雨の後ならバラして徹底的に洗浄しますね。まあ、ここまでやる必要はないですけど(笑)」
小屋敷 「僕は、ホイールを外して、ハブにサランラップを軽く巻いてから水洗いします。フレームも、BB周りに同じようにラップをしてから水をかけてますね。多少なりとも水の侵入は防げるじゃないですか」
長尾 「気持ちの問題ですね(笑)」
水で砂と目立った汚れは落とした。次は?
長尾 「洗剤でフレームやホイールのリムを洗ってあげます。で、その後は乾拭きですね」
小屋敷 「ウェスでもいいけど、不要になったTシャツが便利」
長尾 「そう、Tシャツ最強ですよ。不要になったTシャツはメンテ用にとっておきましょう。Tシャツの何がいいって、ホラ、ブレーキのスキマだってこの通り入り込むんですよ」
小屋敷 「そこまでやる人、あんまりいないですけどね」
長尾 「ピーンと伸ばしてやれば、たいていの箇所はTシャツで拭けます。シートポストの裏だって、BB上部のフロントディレーラーのワイヤー周りだっていけちゃいます」
指が入らない箇所はどうすれば・・・
長尾 「割り箸のような細いもので突っついてやれば、反対側からシャツが出るでしょ?それを左右からひっぱってゴシゴシ・・・」
小屋敷 「細かいな~(笑)」
長尾 「汚れが気になる性格なんでね(笑)」
ところで、雨の後にディレーラーのグリスって注したほうがいいですか?
小屋敷 「いや、そんなに気にしなくて大丈夫」
長尾 「うん、雨くらいでグリスは落ちないんで」
ブレーキの稼働する部分にグリスは・・・?
長尾 「ブレーキにはしなくていいです」
ビンディングペダルのキャッチにもグリスかけてたんですけど・・・スプレーグリスをシュッと・・・
長尾 「グリスかけるの、好きですね(笑)」
小屋敷 「ビンディングペダルの受けの部分って、ただのバネなんで、そこにグリスは不要ですね」
長尾 「どうしても動きが渋くって、気になるようだったら、ウェスにちょっとだけつけて、軽く拭く、くらいはしてもいいですけど」
小屋敷 「ビンディングとかリアディレーラーのような地面に近いパーツは、巻き上げた砂埃を拾いやすいので、グリスがありすぎると逆に汚れを加速させてしまうことになってしまうんですよ」
長尾 「そう、グリスのせいで真っ黒になるのもイヤでしょうから、ほどほどにしてあげてください」
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