ロードバイクのヘルメットの正しい使用方法&仰天の誤使用について

ヘルメットの交換目安は、メーカーによれば2年からMAXでも3年と言われています。



安いものでも1万円前後、いいクラスの品になると、2万円を越えたりしますので、けっこうな出費です。 いったん買ったヘルメットは、できれば長ーく大切に使いたいですよね。



そこで、今更ではあるものの、ヘルメットの正しい使用方法とメンテナンス方法を解説します。


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いきなりのドアップでスミマセン。。。店内にモデルがおらず、中山がかぶって実演します。


ロードバイク用のヘルメットは、なにでできているかをシンプルに言うと、「外側の堅いシェルと、発泡スチロールでできた内側」です。事故で頭に衝撃を食らったときに、発泡スチロールが潰れることで衝撃を吸収してくれる、という仕組み。



かぶった姿がキノコ頭に見えるのは、発泡スチロールで厚みを持たせた結果なんですね。ちなみに、外側のシェルは基本的には割れません。(よっぽどの事故でなければ)




メンテナンス法ですが、そもそもとして、”逆さまに置く”のはやめましょう。なぜなら、頂点部分に圧がかかりやすく、ちょっとしたことで傷がついたり、内部が割れてしまいやすいからです。



ヘルメットをお椀のようにして、アイウェアやグローブを放り込んでテーブルに置くのはよく見る光景ですが、耐用年数を短くしかねない行為なので、なるべく避けてください。言うまでもないですが、投げたり、落とすなど、急激なショックを与えないよう気をつけてくださいね。

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↑ これは間違い。よく見る光景ですが。






↓ 正しくはこう。アイウェアはエアインテークの隙間に挿すとオサレです(笑)。



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次に正しいかぶり方も。



ヘルメットのかぶり方に正しいもへったくれもないでしょ。頭に乗せてストラップはめるだけじゃ?



いやいや、実は間違っている方も、まだいるんです。



おでこが隠れるまでしっかりかぶるのが正しいのですが、おでこを丸出しで走っている人はロードバイク初心者はやりがちなミス。これでは緩すぎるので、いざ事故が起きたときちゃんと頭を守ってくれません。





↓ 正しくはこう。おでこがスッポリと隠れるくらいまで深めにかぶりましょう。


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稀にですが、前後逆にかぶっている人も、年イチくらいで目撃しますね。



こんな感じで、まるでツノを生やしたかのように見えますが、たしかにこれでも頭にはハマってしまいます。




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かなりシュールな画になってますが、初めてロードバイク用のヘルメットを持った人のうち、何人かに1人はやってしまうんでしょうね。




当然ながら想定外の使用方法なので、効果を発揮する保証はないです。



以前、荒川のサイクリングロードで、逆にかぶったクロスバイクのお兄さんに追い抜かれたことがあったんですが、慌てて追いかけて、「逆、逆!」を教えてあげました。お兄さんは、「ええっ、マジすか!?ありがとうございます~」って感謝されましたが、きっとクロスバイクのデビュー日だったんでしょう。




ヘルメットは、いざとなったときに自身を守る大切なアイテムです。どうか、大切に管理、使用してください。




ロードバイクを始めるときに読む本





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