ハクセン鳩ケ谷、日曜の朝の恒例イベント、「早朝ツーリング」。
以前、芝川サイクリングロードを北上して見沼自然公園まで行って帰ってくる、というコースを紹介しましたが、今回は別コースです。
今回走ったのは、川口市市民(だけじゃないけど)の憩いの場にして、サイクリスト御用達の場所と言っても過言ではない定番中の定番コース、荒川サイクリングロード。
信号のない川沿いに延々と走れますし、景色も最高。走りながらにして東京スカイツリーも見物できてしまいます。ロードバイク好きなら、「川口市に住んでてよかった!」と言えるほど、ステキな場所、それが荒川(笑)。
ということで、前回のメンバー(おっさん4人)に加え、小学6年生の少年の5人で走ってきましたよ。
<参考記事>
川口市の定番サイクリングコース、「芝川>>見沼自然公園」を早朝ライドで楽しむ(前編)
川口市の定番サイクリングコース、「芝川>>見沼自然公園」を早朝ライドで楽しむ(後編)
日曜の7時に店の前に集合し、出発。荒川サイクリングロードに入ってしまうとコンビニがないので、事前に朝食を調達しておきます。
少年のロードバイク、ジュニア用のロードバイクですね。大人のより一回り小さくて、かわいい佇まい。あれ?ビンディングシューズじゃなくてフラペになってる。ブログで紹介したときは、ビンディングシューズの練習をしていたのに、なんでフラペに戻ったの?
「”車道でこけたらどうするの!死んじゃうでしょ”ってお母さんに叱られて戻したんだ。荒川で走って練習したんだけど、車道で走るのは許してもらえなかったの」
(T_T)
そっか…。まあ、お母さんの立場だったらそう言うのもムリないよね。ビンディングペダルは、中学生になってからでも遅くないと思うよ、うん。関係ないけど、おじさんなんて、41歳になってからビンディングペダルを始めたんだよ。え?ソレは関係ない?たしかにそうだね。。。
気を取り直して、おにぎり&サンドイッチを背中にしょってレッツラゴー。
まずは芝川サイクリングロードを南下して、都市農業公園を目指します。芝川は道幅が狭目なので、あまりスピードは出せません。でも、路面状況はすこぶる良好で走りやすいのが特徴。みはらし茶屋を通過し、まずは左岸を千葉方面目指して下ります。(方向的には葛西臨海公園側)
途中、突然立ち止まる店主。
「ここ、うちのお客さんなんだよ!」
川口市と鳩ヶ谷の地元には、馴染みのお客さんが多いようです。
さて、すぐに鹿浜橋を渡って、右岸に移動。ここからのんびりと隊列を作って走ります。朝7時過ぎにもかかわらず、すでにたくさんのローディが走ってますね。南下するローディ、北上するローディ、隊列を組んで練習するチームウェアを着込んだ集団、いろいろです。
荒川は、ジョギングしている人、犬の散歩をしている人、散歩している人等、スピードがバラバラの人たちが共存する場所なので、スピードはほどほどに。いつでも止まれる速さで走るようにします。
川沿いに野球グランドが南面もあり、朝早くから試合をしている子供や社会人がいっぱいいます。野球って、7時には試合開始するの?すごいな。
荒川は、昨年の冬から今年の春にかけて、長期にわたって道路工事をしていたので、ずっと走れなかったんですが、久しぶりに来てみたら、路面がとてもキレイに舗装されてますね。
じつに走りやすいです。歩行者と自転車が共存できるよう、いくつか工夫が施されており、写真のように徐行サインがあったり、盛り上がりの緩いバンプがあって、適度にスローダウンする区間があります。
※突き上げはユルイので、ストレスではない。
荒川は右岸(南:東京都側)と左岸(北:埼玉県側)のどちらもロードバイクで走れて、それぞれ快適なコースなんですが、個人的には右岸の方が路面幅が広めで、こんな感じに視界が広がっていて、とても気持ちがいいです。
それにしても、こんな素晴らしい場所がタダで使えるなんて、荒川近くに住んでいるサイクリストは幸せですね。川口市からだと、南下して葛西臨海公園を目指すもよし、北上して秋ヶ瀬公園とか彩湖、榎本牧場まで足を伸ばすもよし、気分に合わせていろんな日帰りツーリングが楽しめます。
スカイツリーにぶらりと出かけられるのもいいですね。ハクセンからスカイツリーまでは20キロなので、のんびり走っても片道1時間のちょうどいいポタリングコースです。
適当な場所で朝ごはんを食べます。走った直後は何を食べてもうまい!
ご一緒したTさん(52歳)に、ロードバイクを始めたキッカケを尋ねてみたところ、興味深い話が聞けました。
※一番右がTさん
Tさん
「元々はゴルフをずっとしていたんですが、4年ほど前からロードバイクに切り替えました。ゴルフって、人を集めたり、長距離移動したり、行くたびに高速代やプレー費がそこそこかかるじゃないですか」
中山
「ですね。金持ちのスポーツって印象はあります」
Tさん
「長年やっててちょっと飽きてきたってのもあって、別のスポーツを探してたんです。そしたら、会社の後輩にロードバイクを本格的にやってるのがいたんですね。最初の1年はマウンテンバイクを転がしていたんですけど、荒川を走っていると、ロードバイクにバンバン抜かれるわけです」
中山
「まあ、抜かれまくりますよね」
Tさん
「で、悔しくなって後輩に相談して、勧められるままにハクセンでロードバイクを買って今に至るというわけです」
中山
「周囲の人に勧められて、そのままどっぷりハマるなんて、典型的なおっさんローディあるあるですね(笑)」
Tさん
「いまはすっかりロードバイクの虜になってて、車で秩父の峠に持って行ってヒルクライムしたり、奥さんとロングツーリングしてますよ。ゴルフも年に数回レベルでやってますが、ゴルフする回数は激減したのに、不思議と飛距離は以前より伸びたんです」
中山
「ロードバイクが影響してたとか?」
Tさん
「ロードバイクに乗るようになって、体幹が鍛えられたんでしょうね。足腰が安定するので、スイング時に軸がブレないんですよ。ゴルフの飛距離って、腕力よりもスイングを支える腰のほうが重要なんですけど、まさかロードバイクのおかげで玉が飛ぶようになるとは思いもしませんでした。だから、たまにしかやらないのに、スコアが落ちないんです」
へーーーーーー。私はゴルフはしませんが、なんとなく体感の筋肉が重要であるというのは、わかる気がします。で、体幹の筋力の話で盛り上がり、プランクというトレーニングの話になったところで、70歳になるKさんが、「わし、やってみる!」とその場でチャレンジ。(※リンク先は中山の個人ブログ)
※真ん中がKさん
1分できれば上出来ってお伝えしたところ、なんと1分30秒をマーク。70歳で1分30秒は大した体幹力です。普通の同年齢の方なら、30秒が限界じゃないですかね。体幹の筋肉って、目には見えないですが、ロードバイクに乗っていると、確実に鍛えられるんでしょう。
朝食を終えたら、来た道をそのまま走って戻ります。荒川を北上し、芝川を遡り、お店に着いたのは出発してから2時間20分後の9:20でした。走行距離はちょうど30キロ。
みなさん、お疲れ様でした。
\(^o^)/
頭脳で走るロングライドの実践術: センリャク的長距離サイクリングの極意50か条
なお、ハクセン鳩ヶ谷の日曜ライドは、”ハクセンのお客様同士”のライドとなっております。ご容赦くださいませ…m(_ _)m
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