ハクセン鳩ケ谷はロードマイクもマウンテンバイクもクロスバイクもママチャリも扱う、ちょっと珍しいオールレンジタイプの自転車屋さんです。そして忘れてはいけないのが、ミニベロ。折りたたみ自転車とか、フォールディングバイクと呼ばれるタイヤの小さな自転車も得意としています。
主に扱っているのは、DAHONとTern。どちらも折りたためるので、輪行したり、車のトランクに積んで運ぶことができます。
かくいう中山も、4年前にミニベロの魅力に取り憑かれて以来、数々のカスタマイズを繰り返してきました。ミニベロって、なぜだかカスタマイズ欲求を刺激してくるんですよ。
手頃なカスタマイズといえば、タイヤとホイールですので、今回は「ミニベロのホイール選びの極意」を小屋敷さんに語ってもらいました。
「僕もついこないだ、自分のTern用にホイールを新調したんですよ」
ミニベロのホイールって、どういう基準で選べばいいです?こういう形状は、こういう機能だから、こういう用途にオススメとか、あるでしょ?
「デザインすね」
うん?
「自分の気に入ったデザインのホイールを選ぶことに尽きます」
・・・それだけ?もっとこう、あるんじゃないの?リムがどうのとか、スポークがこうだとか、ロングライドはこういう視点でチョイスしろとか。
「ミニベロのホイールは、見た目で選んでいいすよ。ぶっちゃけ、物によってそれほど差はないから」
そーなの・・・?なんか、身もフタもない回答なんですけど(笑)。
「ミニベロのホイールにもカーボン素材とかあるにはあるけど、レアですしねぇ。ほとんどがアルミのクリンチャーであって、そもそも径が小さいので性能差を出しにくいんです。だから、自分が愛せるデザインのホイールを選んで大丈夫」
ベアリングの違いとかはないのかな?
「僕が買ったのはシールドベアリングのです。調整はできない代わりにメンテフリーなので、扱いやすいモノですね。カップアンドコーンってタイプのもあって、それだと調節できるのが良さですね。ただ、ミニベロのホイールでそこまで意識しなくていいと思いますよ」
カップアンドコーン・・・なんか、アイスクリームみたいな名称ですね。シールドベアリングと比べてどっちが優れているの?
「単純にこっちがよくて、あっちがダメってものでもないです。だから、ミニベロのホイールは見た目が重要なんですよ」
自分もハマっているからわかるんだけど、ミニベロって、すんごい自己満足の世界ですよね
「その通り。ミニベロのカスタマイズは究極の自己満足ですよ!ミニベロが好きな人って、カスタマイズに走る人がけっこういるんですよ。走りではロードバイクに負けるから、いくらカスタムしてもおのずと限界がある。にも関わらず、いじらずにいられない。それがミニベロ独特の世界ですね」
ミニベロのカスタマイズが好きな人って、機械好きな人が多い傾向がありますね。
「折りたたんだ状態の佇まいが好きって人もいますしね。折りたたみの仕方が魅力的だとか。もはや、走りが二の次だったりする人も(笑)」
独特な世界だなあ。
「ミニベロのカスタムをする場合、ホイールだけじゃなく、あらゆるパーツで最優先すべきは「好きなデザインかどうか」ですよ。それが、一番幸せになれる方法です」
※ 身振り手振りで、「カップアンドコーン」と「シールドベアリング」の違いを懸命に説明してくれる長尾さん。
ということで、ミニベロのホイール選びの極意は、「見た目」という、ウソのような本当の話でした(笑)。
折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ2015
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