ワイヤー類の交換時期の見極めについて語ろう

自転車のタイヤやブレーキシューは、見てすぐに減り等の異変に気づけるので、よっぽど無頓着じゃない限り、交換時期を見誤ることはないでしょう。


ところが、ワイヤーは、日常的にチェックすることもなく、なかなか劣化に気づきにくいので、つい交換時期が遅れてしまうものです。

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ワイヤーは大きく、アウターとインナーの2種類あります。外側のワイヤーがアウターで、アウターワイヤーの中を動くのがインナーワイヤー。さらに、アウターとインナーでそれぞれブレーキワイヤーとシフトワイヤーがあります。



「ワイヤー類って、いつどうやって交換すればいいの?」
「時期はどう見極めればいいの?」
「メンテナンス方法はあるの?」



という疑問に今回はお答えしましょう。





<種類のおさらい>

最初におさらいしますと、ワイヤーには


 ・アウター(ブレーキワイヤー)
 ・インナー(ブレーキワイヤー)
 ・アウター(シフトワイヤー)
 ・インナー(シフトワイヤー)


があるってことになります。


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長尾 「切断して、断面をお見せしましょう」





同じアウターでも、構造が異なります。

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※ぐおぉ・・・焦点がぶれててスミマセン。



上がブレーキワイヤー(アウター)で、下がシフトワイヤー(アウター)。ブレーキワイヤーは曲がりやすく、シフトワイヤーは曲がりにくいです。シフトワイヤー(インナー)が前後に動くので、よりしっかりしている必要があってこうなっています。






<メンテナンス>

一般的に、アウターのほうが外気に触れている分、劣化するのは早いです。劣化のタイミングを素人が見ただけで判断するのは難しいので、「効きが悪くなってきた」、「レバーが重い」、「レバーの戻りが渋くなってきた」って感じたときが交換のタイミング。


どれくらい持つかどうかは、その人の乗り方にもよるので、何キロ走ったから交換とか、1年経ったから交換とは言い切れないのが厄介なところです。


ただ、ワイヤーの先端(ボルトで締めている箇所)がほつれていたら、それは遅すぎ。いつ切れてしまうかわかりませんので、すぐ交換しておくのが賢明。とくに、ブレーキワイヤーは生死に関わるので、ギリギリまで引っ張らないことです。


異変がないかどうかは、ワイヤーの末端を見ていれば気づけます。ワイヤー類はメンテナンスはとくにしません。基本は全交換です。最初に組むときにルブをいれて動きを滑らかにしますが、日常的に整備することではないです。


あと、アウターワイヤーがひび割れてきたら、それは交換のサインです。


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<交換について>

交換するときは、”1本だけでなく、一気に全部やってしまう”のが正解。部分的に交換していると、どれをいつ交換したかが覚えていられなくなりますし、その都度バーテープを剥がさなければならず、結果的に工賃が高くつきます。1本が悪くなったら、他のワイヤーも大なり小なり劣化しているはずなので、全とっかえしてしまいましょう。


ちなみに、インナーワイヤーはどれも見た目が似ていますが、マウンテンバイクとロードバイクでは使い回しできません。ニップルの形状も違います。あと、ブレーキワイヤーとシフトワイヤーは、言うまでもないでしょうが、まったく違うものなので、ゴッチャにしないでくださいね。


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※シフトワイヤー(アウター)に、シフトワイヤー(インナー)を通すとこんなかんじ。




ロードバイク メンテナンスの超基本





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