以前、このブログでダホンのEEZZ試乗記を2回に渡ってお伝えしました。
EEZZとは、ダホンのミニベロのなかでも、ちょっと特異なバイクでして、まず変速ギアがありません。しかもタイヤサイズは16インチ。とても可愛らしいミニベロではあるものの、「さすがに使いにくいんじゃねーの?」って思ったので、片道15キロ、計30キロ走ってみたのでした。
<参考リンク>
【インプレッション】 ダホンのEEZZで15キロ離れた秋ヶ瀬公園へ(前編)
【インプレッション】 ダホンのEEZZで15キロ離れた秋ヶ瀬公園へ(後編)
そのときは、「意外に使えるじゃん!」と思いました。
じゃあ、今度はもっと長い距離を走ってみようという話になり、ためしに埼玉県川口市から中山の勤務先の赤坂(東京港区)まで、EEZZで自転車通勤することにしたのです。
片道22キロ、計44キロですが、シングルギアのEEZZで果たして大丈夫なのか。どれくらい時間がかかるのか、体験を元にレポートします。
変速なしで赤坂まで行くのかあ。。。正直ちょっぴり気が重い(笑)。
まずはライトのチェック。前後にライトを取り付けたので、夜間走行でも安心。
もちろん、車道を走りますよ。
久しぶりのフラペが逆に新鮮!
川口市内の自宅を出て、しばらくは平地が続きます。平地であれば、EEZZは快適に走りますね。途中、ママチャリを何台も追い越しました。バカに出来ないスピードが出ます。ただ、見た目が超可愛いので、アラフォーオヤジはあんまし似合わないというか、少々こっぱずかしいです。
荒川手前に着きました。川を越えるために、土手を登らねばなりません。最初の難関。
シッティングでクリアできるかなと登り出しましたが、途中でダンシングに。ハンドルが近くて、ダンシングしにくいなあ。
新荒川大橋を越えて、赤羽を目指します。荒川を過ぎれば、また平坦な道になるので、絶対的なスピードは大したことはないものの、快適にペダリングできます。あと、タイヤは16インチなので、乗り心地が悪いのかと思いきや、意外にそうでもないです。普段は20インチのダホンを愛用する中山ですが、遜色ありません。
赤羽駅。ここまで7キロ。疲労は感じませんが、何しろ暑い。すでに汗だく。
気温は30度オーバー、こりゃたまらん。水分補給をとボトルに手を伸ばしたら・・・
ボトルがない!
どこにもない!
そんなバカな・・・。
そう、EEZZはボトルを取り付ける場所がないのです。やってしまいました。22キロの行程を水分なしで走り切るのは危険すぎるので、赤羽駅を過ぎたところでペットボトルを購入。バックパックのサイドポケットに入れてGO。
ここから東十条までは延々と登りが続きます。ロードバイクならあらよって感じでクリアできる坂ですが、EEZZにはキツイ・・・。わかってはいましたが、やはり坂は苦手です。
親指が無意識にシフトスイッチをさがしますが、虚しく空を切るばかり。
なにもない・・・。ラピッドファイナもグリップシフターもない・・・。
(T_T)
坂を登り切ったところが環七。横切って王子を目指します。ゆるい登り坂が続きますが、大した斜度ではないので、ここは楽々クリア。
王子神社、飛鳥山公園は下りなので、快適。ただ、シングルギアなのでスピードは頭打ちになります。
西ヶ原、駒込、東大前の順で走ります。アップとダウンが繰り返しますが、スピードさえ求めなければさほどキツくはありません。サイコンが未装着なので正確なスピードはわかりませんが、体感的に時速22ー23キロくらいで走っている印象です。ちなみに、20インチのダホンだと時速25ー26キロです。
駒込まではやや登り基調。その後は平坦か、やや下り。
御茶ノ水までは労せずたどり着けました。自宅から御茶ノ水で17キロ。が、徐々に普段は感じない疲労感が・・・。やはり、シングルギアのEEZZで快適に走れるのは15ー17キロまでかなあ。
※東大の横を走り抜けます。
ボヤいても距離は縮まりません。気を取り直してペダルを回します。御茶ノ水から大手町まではずっと下りなので、スイスイ。
「右手に見える水道橋~、左には御茶ノ水~、この道は~まるで滑走路~職場に続く~」と替え歌を口ずさみながら下ります。(元ネタはユーミンの中央フリーウェイです。どうでもいいですが)
大手町、皇居周辺は車の巡航速度が一気に上がる場所。平均速度が遅めのEEZZで車道を走っているからわかるんですが、このゾーンで車の流れにつくのはやや厳しいので、車線変更と合流がしにくいです。
おとなしく、早めに歩道に入ります。幸い、日比谷通りは歩道が広いので、自転車でも走りやすいです。
大量の発汗をしているので、レモンタブレットがうまいのなんの。
右手に皇居を眺めつつ・・・
国会議事堂の前を横切り・・・
国土交通省も越えまして・・・
内閣府下の交差点を横切り・・・
溜池山王、赤坂と来て到着! エレベーターにスッポリはいります。
ちなみに所要時間は1時間30分でした。参考までに、ロードバイクだと1時間10分、愛用のDahon Mu P8だと1時間15分です。
疲れた・・・。帰りのことを考えると、気が重い(笑)。
やはり、EEZZは片道10キロ圏内までが、気持よく走れる!とこの体験を元に断言いたします。
ちなみに、帰りは1時間35分かかりました・・・。
折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ2015
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