ロードバイクに乗っている方は、チェーンはわりとマメに注油したり、汚れを拭くのではないでしょうか。
真っ黒になったホコリだらけのチェーンは精神衛生上気持よくないし、スプロケットやクランクにもいい影響はないですからね。
さて、チェーンを掃除していると、どうしてもスプロケットの汚れも気になるもの。このスプロケット、うまい掃除方法はないか、小屋敷さんに聞いてみました。
「スプロケットは金属の塊なので、金属クリーナーをぶっかけて掃除しても問題無いです。ベアリングもないですし、安心して吹き付けてやってください」
スプロケットってすべて金属で出来てますよね？
「ええ、安いものは鉄。アルミもありますし、デュラエースはロー側のみですがチタンが使われています」
アルミもあるんだ？
「鉄よりは軽くできますね。ただ、歯の減りは、他のものよりやや早いです」
ホイールにつけたまま掃除するにはどうすれば？
「ハブのグリスが抜けてしまうので、パーツクリーナーぶっかけるのは無しですね。私はウェスか古いTシャツにクリーナーを染み込ませて、歯の間にすべりこませてゴシゴシやります。Tシャツは自転車の掃除に大活躍するので、私は古着は捨てずに保管していますよ」
狭い場所も掃除しやすいですもんね。
※使い古した歯ブラシを使う方もいるかもですが、歯ブラシでは奥まで届かないですよね…
「ちなみに、灯油を使って洗浄することもたまですがあります。汚れがきつい場合、チェーンやスプロケットを灯油にドブンと浸けて、しばらく放置するんですが」
灯油？？
「洗浄力が強いので、よく落ちますよ。ただし、洗い終わったらキレイに乾拭きしてあげないと、サビの原因になります」
水洗して灯油を落としてやればいいんじゃない？
「いや、水洗いはしないほうがいいです。というか、どんなパーツを洗浄するにせよ、水で洗うってシーンはまず無いです」
あ、そうなんだ。灯油が落ちていいかなーって思ったんですが。
「水は錆の原因にしかならないので、注意してください。あと、灯油で洗ったら注油はしっかりと、ですよ」
はーい。
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