ロードバイクに乗っていて、フロントギアを変速しようとしたとき、うまくフロントディレーラーが動かずに「ゴリッ」てなってしまうことって、たまにありますよね。
チェーンとディレーラーが接触し、一瞬クランクが回らないと焦ってしまうものです。こんなとき、どうすれば良いのでしょう?
とういことで、突然ですがここでクイズです。
「問 この状況下で行うべきことはどれか?」
1 自転車を走らせたまま、おりゃーっと強引にクランクを”進行方向”に回転させる
2 自転車を走らせたまま、ふんっとクランクを”逆回転”させる
3 クランクは回さずに、どこか安全に止まれる場所を見つけ、止まった状態で手作業でチェーンとディレーラーのほつれを元に戻す
正解は「3」です。
1は想像しただけでフロントディレーラーを破損させそうですね。
でも、最悪なのは「2」の逆回転させる、でして、これをやると一発でディレーラーがぶっ壊れます。逆回転が一番のNGなのです。
チェーンとフロントディレーラーがジャムったら、慌てず、そしてクランクは間違っても逆回転させず、大人しく止まること。坂を下っていたら急停車はできないでしょうから、適当な場所を見つけてください。
たとえば、インナーからアウターにシフトアップするとして、うまく変速できなければ、無理はせずにインナーに戻してあげましょう。
で、駐輪したら手で優しくほつれを解いてあげます。オイルで指が汚れることなど、気にしてはいけません。横着をして、ディレーラーを壊すことを考えたら、指先の汚れなど、どうということはありません。
参考までに、逆回転させてフロントディレーラーを壊してしまった方のがコレ。
↓
※正常なフロントメカ(向かって左)と、無理な力をかけて広がって、ダメになってしまったフロントメカ(右)
新品と比べると、外側に無理やり開かれてしまったことがよくわかります。
一回壊れてしまうと、ペンチで強引に曲げて戻しても、やはりクセがついてしまうようで、元のスムーズな変速はできなくなります。安くはないパーツですので、くれぐれも逆回転させないようにしてください。
ちなみに、ジャムったときでなく、ふつうにギアチェンジするときに逆回転させるのもご法度です。
「え、そんなことでフロントメカって壊れちゃうの?」と思うかもしれませんが、壊れるものなのです。
ギアチェンジしながら逆回転する人なんていないでしょうが、何かの拍子でやってしまわないとも限りませんので、合わせて情報共有しておきますね。
※フロントメカだって、安くないパーツですからね・・・。
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