【ロードバイクでのご法度】 フロントディレーラーは逆回転で壊れてしまう

ロードバイクに乗っていて、フロントギアを変速しようとしたとき、うまくフロントディレーラーが動かずに「ゴリッ」てなってしまうことって、たまにありますよね。


チェーンとディレーラーが接触し、一瞬クランクが回らないと焦ってしまうものです。こんなとき、どうすれば良いのでしょう?


とういことで、突然ですがここでクイズです。



問 この状況下で行うべきことはどれか?


1 自転車を走らせたまま、おりゃーっと強引にクランクを”進行方向”に回転させる

2 自転車を走らせたまま、ふんっとクランクを”逆回転”させる

3 クランクは回さずに、どこか安全に止まれる場所を見つけ、止まった状態で手作業でチェーンとディレーラーのほつれを元に戻す



20141221_175209




正解は「3」です。


1は想像しただけでフロントディレーラーを破損させそうですね。


でも、最悪なのは「2」の逆回転させる、でして、これをやると一発でディレーラーがぶっ壊れます。逆回転が一番のNGなのです。


チェーンとフロントディレーラーがジャムったら、慌てず、そしてクランクは間違っても逆回転させず、大人しく止まること。坂を下っていたら急停車はできないでしょうから、適当な場所を見つけてください。


たとえば、インナーからアウターにシフトアップするとして、うまく変速できなければ、無理はせずにインナーに戻してあげましょう。


で、駐輪したら手で優しくほつれを解いてあげます。オイルで指が汚れることなど、気にしてはいけません。横着をして、ディレーラーを壊すことを考えたら、指先の汚れなど、どうということはありません。



参考までに、逆回転させてフロントディレーラーを壊してしまった方のがコレ。

20141221_175257


※正常なフロントメカ(向かって左)と、無理な力をかけて広がって、ダメになってしまったフロントメカ(右)



新品と比べると、外側に無理やり開かれてしまったことがよくわかります。


一回壊れてしまうと、ペンチで強引に曲げて戻しても、やはりクセがついてしまうようで、元のスムーズな変速はできなくなります。安くはないパーツですので、くれぐれも逆回転させないようにしてください。


ちなみに、ジャムったときでなく、ふつうにギアチェンジするときに逆回転させるのもご法度です。



え、そんなことでフロントメカって壊れちゃうの?」と思うかもしれませんが、壊れるものなのです。


ギアチェンジしながら逆回転する人なんていないでしょうが、何かの拍子でやってしまわないとも限りませんので、合わせて情報共有しておきますね。


20141221_175325


※フロントメカだって、安くないパーツですからね・・・。




サイクルショップ ハクセン
〒334-0011 埼玉県川口市三ツ和1-9-24 
TEL 048-281-0926  FAX 048-281-0985 
メールアドレス h-hakusen@ace.ocn.ne.jp