自転車は消耗品です。大切に乗るためには、大切にメンテナンスしてあげねばなりません。
まあ、自転車って基本的には「壊れたら診てもらう」というパターンが多いのではありますが、ヘタをすると大きなトラブルやケガにもなりかねません。
理想は、車のように定期的に車検を自主的に行うこと。いわゆる「オーバーホール」ですね。オーバーホールはどのようなタイミングでどう行えばよいのか、長尾さんと小屋敷さんに教えてもらいました。
「乗り方や走行距離にもよるので、ケース・バイ・ケースとしか言えませんが、あえて言うなら・・・1万キロに1回か、もしくは2年に1回は全体的なチェックはした方がいいです」
ふつうのサンデーライダーなら年間5千〜7千キロくらいでしょうから、年1でやれば問題ない?
「年1ペースならぜんぜん問題ないどころか、十分でしょう。ただ、オーバーホールをきちんとする方は少数派です」
なんで?
「オーバーホールするときは、全部バラして掃除して、注油して組み直します。ホイールのフレももちろん取ります。よって、時間と費用がそこそこかかるんですよね」
まあ、おかしくなってから診てもらえばいいじゃんって思う人がほとんどでしょうね。
「ですね。オーバーホールされない方は、違和感があったらなるべく早く持ってきてほしいです。増し締めしなきゃいけないケースもあるので」
どのへんの増し締めですか?
「わりと多いのが、フロントメカの台座のネジ。あまり大きな力で締め付けられない部分なので、ネジは緩みやすいんです」
なんと。こんな場所が緩むんだ…
「あと、ハンドルも増し締めしたほうがいいことがあります。ブレーキを掛けたとき、ハンドルがブルブルと振動したら、早めに締めないと危険。とくにカーボンのパーツはキチキチに締められないんですよね」
ほうほう。ということは、クランクも?
「それが、クランクは最初からしっかり締めてあるので、そうそうは緩まないものです(笑)」
うーむ、意外だ
「中山さんのロードバイクはちょうど1年経ったので、ホイールのフレ取りを兼ねて、一度チェックしておいたほうがいいでしょう。近いうちに持ってきてくださいね」
はーい。
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