ロードバイク歴1年ちょっとの中山にとって、ずっとくすぶっていた謎がありました。
それは、ロードバイクのシフターを動かしていて、まれにスカッと空振ることです。
空振るとは、シフトアップしようと、シフターを動かしているのに、手応えがなく、スコスコとしか動かないことです。
ロードバイクに乗っている方やシマノのSTIを使っている方は、「あるある」と思っていただけるんじゃないでしょうか?
その謎がこのたび解明しましたので、お伝えします。
そんな単純なことだったとわ……。
ふつう、シフトアップするときは、人差し指でカチッと中に押し込みますよね。
ところが、下の写真のように、稀にこうなってしまうことがあります。
中指でシフトアップしていると同時に、ブレーキレバーに「人差し指」がひっかかり、時間差でふたつのレバーが曲がろうとしているんですね。
こういった状況下では、シフターが反応せず、スカッと空振ります。
では、なぜ空振りしてしまうのかですが、こうすることで誤操作時にSYI内部のメカが誤作動を起こさず、結果的に壊れないようにしているんですね。いわば、フェイル・セーフ機能のようなものです。
そんな機能が備わっているなんて、始めて知りましたよ……。ちなみに、デュラエース、アルテグラ、105にはこの機能は備わっています。
別角度からも。
人差し指がシフトレバーだけを操作しているのがコレ(正常)。
下の写真は、中指の詰めがブレーキレバーに引っかかっているのがわかりますね。これをやってしまうと、「スカッ」と空振りますので、ご注意ください。
もちろん、故障でも何でもなく、仕様どおりの動作なので、ご心配なく。
ぜんぶわかる! 最新ロードバイクメンテナンス
サイクルショップ ハクセン
〒334-0011 埼玉県川口市三ツ和1-9-24
TEL 048-281-0926 FAX 048-281-0985
メールアドレス h-hakusen@ace.ocn.ne.jp