ロードバイクのコンポーネント、マイクロシフト(MicroShift)ってどんなモノ?

ロードバイクのコンポーネントは大きく3種類ありまして、シマノカンパニョーロスラムがあります。


自転車ショップに行ってまず見かけるのがシマノ。ざっと8割はシマノだと思っていいでしょう。それくらい広く流通しています。

カンパニョーロも根強い人気がありますし、スラムユーザーも多くはないとはいえ、チラホラいらっしゃいます。



それ以外にも「マイクロシフトというコンポーネントがあるのをご存知でしょうか。


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ん?シフトアップとシフトダウンが独立している……?




完成車でときどき採用されているロードバイクはあるものの、あんまり主流ではないので、見かけることは少ないかも。


マイクロシフトには、「Independent Shifting Lever」という仕組みが備わっていまして、シフトアップ、シフトダウン、ブレーキング操作をそれぞれ独立させる事によって誤作動を防ぎ、安全に確実に操作できるのが特徴。


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店内にたまたまあった在庫のシフターを動かしてみましたが、カチンカチンとしっかりとしたクリック感があって、個人的には「メカを操作している感」が好ましかったです。


8速、9速、10速の3種類あって、一番上のグレードのMICRO SHIFT CENTOS SB-R402Eはシフトレバー重量が「398グラム」となかなか軽量。


わかりやすく比較しますと、DURA-ACE ST-9001 STIレバーが「365グラム」で、ULTEGRA ST-6800 STIレバー が「425グラム」です。


デュラエースには及びませんが、アルテグラよりは軽いです。軽量化にこだわりたい方は、マイクロシフトはオススメできるかも(笑)。



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ちなみに、なぜマイクロシフトが軽量に作られているかですが、メカの仕組みがわりと単純なんですね。それで、軽量化につながっているわけです。なお、シマノ互換なので、シフターはマイクロシフトで、リアディレーラーをシマノ製品にするといった組み合わせは問題なし。


もうひとつの特徴として、「手のひらの小さな方でも扱いやすいがあります。


アルテグラ(6800系のワイヤー)の比較してみると、差がよくわかります。要は、ブレーキレバーの形状が握りやすくできていまして、指が引っかかりやすいんですね。


シマノのSTIはちょっと…と悩んでいる手の小さな女性には、マイクロシフトならもしかすると引けるかもしれないです。



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※右が6800系アルテグラで、左がマイクロシフト




この2つを真横から見ると……

↓ ↓ ↓

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手前にあるマイクロシフトのブレーキレバーが、少しだけハンドル側に近くなっていることがわかります。この形状のお陰で、指が短い人も比較的引きやすいんです。



他の人とちょっと違ったシフターがほしいという方は、トライされてはいかがでしょうか?
(^^ゞ





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