自転車のコンポーネントは、メーカーで揃えておくのが無難である論

複数台の自転車を所有する場合、立ちはだかる問題が「コンポーネントのメーカーを揃えるか、否か」です。


たとえば、ミニベロとロードバイクの2台を持つとしましょう。ハクセン鳩ヶ谷にはそういったお客様が多いのですが、中山自身もそうです。BOMAのRefale(リファール)とダホン(Dahon)のMu P8を所有しています。

※事情あってダホンのミニベロを手放しましたが、いずれ購入する予定


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ダホンを整備する長尾さん(左)とママチャリを修理中の小屋敷さん(右)





で、このときにシマノ、カンパニョーロ、スラムの選択肢があるのですが、メーカーを同じにしておくのか、あえて別々にしてしまうかで、その後のサイクリングライフに大きく影響するのです。


さて、合理的に考えると、「コンポーネントのメーカーは揃えておくでファイナルアンサーです。ロードバイクもミニベロ、両方ともに同じメーカーであることに基本的にデメリットはありません。


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※クロモリとデュラエースの組み合わせ




メーカーを揃えておけば、パーツの移植や流用が可能になります。リサイクルができることになり、お財布にも優しい。工業製品としての精度と価格の面で3社のコンポーネントを比較すると、もっとも無難なチョイスはシマノでしょう。


シェア的にはシマノが圧倒的に国内では多く、ユーザーもいっぱいいます。たいていのお店に在庫はあるし、値段もこなれていますね。


ただですね、コンポーネントは好みに大きく左右されるものでもあります。カンパニョーロが好きな人もいらっしゃるし、スラムがたまらんとおっしゃる方もいて、どれが絶対かは断言できません。最終的には好みで選ぶしかないでしょう。


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パーツの流用ができるメリットは実はかなり大きくって、「クランク」とか「リアディレイラー」とか、細々とカスタマイズしていくと、元々ついていたパーツの行き場がなくなってしまうんです。バイクが1台しかないと、余ったパーツはたいてい家のタンスの中に眠ることになり、それはそれでもったいない。


バイクが複数台あると、ところてん式にパーツを移植していけるので、まだ使えるパーツがちゃんと寿命をまっとうできるのです。これ、地味におサイフに優しいんですよ。


まあ、本当におサイフに優しくしたいのであれば、そもそもカスタマイズに手を出すなって話ですが、男の子はカスタマイズに(ほぼ漏れなく)ハマってしまうものなんですね。


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※クロモリのダホンにアルテグラの組み合わせ




ちなみに中山は重症なカスタマイズ病でして、自分のミニベロのコンポーネント一式を、妻のミニベロに全移植したりしています。このように、パーツの行き場所があると、思う存分にカスタマイズできてしまいます。(=新しいパーツ購入費が馬鹿になりませんが……)


ということで、もしコンポーネントにこだわりがないのであれば、同じメーカーで揃えておくと良いでしょう。さらに中山の独断と偏見で言わせていただくならば、(シマノで言えば)105ではなくちょっと背伸びしてアルテグラがいいと思います。


なぜなら、私の周囲のローディ仲間は、ほぼ全員が購入後しばらくしてアルテグラ化を検討し始めるからです(笑)。


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※完成車は105であることが多いですね。



以上、コンポーネントのメーカーは揃えておくのが無難であるというお話でした。(ただ、趣味の世界は合理性だけで割り切れない世界でもありますが^^)




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