自転車マガジン by ハクセン鳩ヶ谷

中山　「3日目の24日はどんなルートで？」

店長　「この日はゆっくりと朝食をとって、8時に出発したよ。前日とは逆で、行きを走って、帰りはバスって行程にしたんだ」

中山　「行き先は？」

店長　「マングローブの森って観光スポット。走った距離は50キロくらいだったかな」

中山　「体力的にはのんびりなライドですね」

店長　「うん、長い距離走るよりは、途中途中で寄り道したり、現地の人らに話しかけて交流するのが僕らのスタイルなんでね」

中山　「目的地に着いてからは？」

店長　「鶏飯をランチに食べた。奄美大島の名物らしいよ。あとは、カヌーに乗ったりして14時位まで観光してからバスでホテルに戻った」

中山　「なかなか、楽しそうな1日でしたね」

店長　「実は、この日もハンガーノックになってしまった…」

中山　「昨日の今日で、またやってしまったんですか…」

店長　「僕はエネルギーの消化が著しくよくて、お腹がひんぱんに空くんだよ。いやー、危なかった（笑）」

中山　「店長、毎日ハンガーノックになる、と…。ということは、アップダウンが激しかった？」

店長　「いや、この日のルートは平地メイン。トンネルで山をぶちぬいているから、体力的には走りやすかった。ただ…」

中山　「ただ？」

店長　「トンネルの中で落車しちゃった…」

中山　「トラブル続きですね…。トンネル内の落車って物騒に聞こえますけど、おケガは？」

店長　「ケガはなかったし、歩道の上だったから車に轢かれる心配もなかった。やはり、暗がりの中での走行には注意しないとね」

中山　「どんな状況でコケたんです？」

店長　「壁側のハンドルが欄干に接触して、ガガガがってなってバタン…と」

中山　「危ない…。ケガがなくてなによりです」

店長　「サイクルコンピューターが吹っ飛んでしまって、紛失してしまったよ…」

中山　「トンネル内ですから、あきらめるしか無いですね」

店長　「そうなの。で、まあその後は無事にバスでホテルに戻った。僕だけ立ち寄り湯に寄り道してみたんだ。現地のおじいさんらに話しかけてみたんだけど、話している方言がまったく理解できない」

中山　「奄美地方の言葉、ですね。でも、半分くらいは通じるでしょ」

店長　「いや、ほぼ100％理解できなかったんだよ…。まるで外国語のようだった」

 

中山　「そんなこともあるんすね。で、翌日は…」

店長　「ホテルから空港まで自走して、そのまま飛行機で戻ってきたよ」

中山　「ハンガーノックになったり、落車はしたけど、まあみなさんご無事でよかったです」

店長　「今回の奄美大島は、思ったほど暖かくはなかったね。16度くらいだったかな。でも、最低気温が低くならないから、サイクリングには適した気候だったね」

中山　「飛行機輪行、したことがない人でもいけますかね？」

店長　「行けるよ！何事もやってみることだよ！怖がってても始まらないよ！70歳の僕がやっているんだから、若い人にはぜひマネしてもらって、輪行の楽しさを知ってほしいね」

中山　「私も飛行機輪行、いつかトライしてみます！」





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