クランクブラザーズの「エッグビーター」というビンディングペダルが、意外にカッコいい

ロードバイクのビンディングとして、わりと普及しているのはシマノのSPD-SL。


それ以外にもLOOKとかタイムとかスピードプレイがありますがクランクブラザーズのエッグビーターを使っている人はそう多くはないでしょう。



ハクセン鳩ヶ谷のお客様の中に、ロードバイクにエッグビーターを組み合わせて使い始めた方がいるのですが、以前はシマノのSPD-SLでした。


20160306_165626




いったいどんな心変わりがあったのかを聞いてみました。






最近、シクロクロスにハマりかけているんです。それで、脱着の練習も兼ねて、エッグビーターを使っているんですよ


ロードバイクでクランクブラザーズのエッグビーターを使っている人って、あまりいないですよね」



まあ、少数派でしょうね。たいていは、SPD-SLとかLOOKとかでしょうから



20160306_170112




「エッグビーターがシクロクロスに向いている理由って、どんなとこにあるんですか?」


まず、泥が詰まりにくい構造なんです。ほら、シンプルな作りになっていているのがわかるでしょう?


「たしかに・・・・・・。しかも、4面どこでもクリートをキャッチできるように見えますね」


そうです。どの面でもクリートがハマるんです。慣れている人は、一瞬で装着してしまいますよ。SPD-SLなどに比べ、断然脱着がしやすいですよ


20160306_170203




「バネの強度はどれくらい?外しにくいとかないんですかね」


脱着はものすごくしやすいです。ためしにやってみてください。力を入れなくても外れるのがわかりますよ。SPDより外しやすいかな


「どれどれ・・・・・・わ!本当だ、着もカンタンだし、なにより脱がめちゃくちゃカンタンですね。ぬるんって抜ける感じで外れます」
でしょう?(^^)



20160306_170630



「あまりにもカンタンに外れるんですけど、ヒルクライムとか、ダンシングのときに誤って外れてしまわないですかね?」


それは大丈夫。たしかに脱着はカンタンですが、誤操作したことはないですよ


「股間をガツーンとしてもうたとか…」


いえ、幸いにしてそのような経験はないです(笑)



20160306_170529




「エッグビーターは洗いやすそうだし、マウンテンやシクロに向いていそうなのはよく分かるんですけど、デメリットはないんですか?」


しいて言えば……バネの調節ができないことですかね。ほら、SPDとかSPD-SLって、バネの調整で、脱着の強弱をつけられるじゃないですか


「それができないとか?」


できないんですよ。使い込んでいくと、稀にバネが折れることもあるみたいですね。僕は未経験ですが、そうなったら要交換です


「なるほど、ほかには?」



20160306_170647




あと、SPD-SLは面で踏めるのに対し、エッグビーターは点に近いかんじ。よって、ガンガンに攻めるような乗り方とか、ダンシングを多用するヒルクライムには向いてないでしょう


「使えるけれど、ベストマッチではない・・・と」


ええ、エッグビーターを使うのは、シクロ等の土や泥のあるコンディションか、ちょっとした(競わない)ツーリングとかですね。僕は、用途に応じてエッグビーターとSPD-SLで使い分けてますよ


「うーむ、気になってきた……今の自分のSPDがダメになったら、エッグビーターにしてみようかしら」





サイクルショップ ハクセン
〒334-0011 埼玉県川口市三ツ和1-9-24 
TEL 048-281-0926  FAX 048-281-0985 
メールアドレス h-hakusen@ace.ocn.ne.jp