バーコントローラーのフリクション式とインデックス式について

長尾さんがTernのN8をブルホーン化して、新たな試乗車が完成したわけですが、このブルホーンとかバーコントローラーって、あまり馴染みのないバイクですよね。


乗っている人も少数派だし、街で見かけても、「いいバイクですね。ちょっと、見せてもらってもいいですか?」っていきなり声をかけるのもはばかられます。


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バーコントローラーには「フリクション式」と「インデックス式」というのがあると長尾さんに聞かされたのですが、いったいどういうものなのか、何が違うのかを解説してもらいました。






現在の自転車の変速機の主流は、一段ごとに「パチンパチン」とクリック感のあるインデックス方式です。


レバーの(無段階な)引き具合で変速するのはフリクションと呼ばれていて、いまはかなり衰退して、製品ラインナップも少ないそうな。


カンタンに言ってしまうと、フリクションは昔の変速方式。クリック感はなく、手動で変速します。やや慣れが必要ではありますね。よく言えば、許容範囲が広くて寛容なシフター。悪く言うと大雑把なかんじ、です。


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※ピントずれた…><



なお、昔のダブルレバーのロードバイクもそうだったみたいです。



いまはほぼ駆逐された感のあるフリクションですが、メリットもありまして、どの段数のギアにでも対応すること。手動なので、こういう芸当ができるんですね。


なぜフロントのシフターだけ、いまだにフリクション式が生き残っているか?という疑問を長尾さんにぶつけたら、「なんででしょうね?」と笑っていました。「安く作れて、やや軽くできるのかも。確信はないですが…」と話していました。


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あと、「駆逐されつつある」とは書きましたが、今もしっかり残ってはいて、フロント用のシフターとしては今も健在です。ただ、リアはほぼインデックス式にとって代わってますね。リアのシフターはインデックスを選ばない理由はほぼないと言い切ってもよいでしょう。


ちなみに、バーコントローラーはいまは11段までありまして、その下に順番に10,9,8段と用意されています。よって、8~11の段数の間の方であれば、どなたでもカスタマイズできます。


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ただ、バーコントローラーはなぜか左右セットで購入する必要があるので、「右だけほしいんですけど…というリクエストには、残念ながらお応えできません。まあ、バーコントローラーはSTIにくらべてはるかに安価ですので、そのあたりはセットでもお財布には痛くないのではないでしょうか


デュラエースのSTIとバーコントローラーでざっくり比較すると、STIが5万円(セット価格)に対し、バーコントローラーは1万円前後(セット価格)です。そう考えると、バーコントローラーのデュラエースってかなりお買い得のような気がしますね。


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