リムテープの寿命と交換時期の見極め

自転車のホイールの中には、リムテープというものが存在します。


タイヤの中でふくらんだチューブが、ニップルホールに接触してパンクするのを防ぐ目的です。で、このリムテープはチューブとホイールの間で高圧に晒され続け、経年劣化していきます。


ただ、リムテープはチューブ交換時くらいにしか目にすることがないので、パンクしないかぎり劣化具合を確かめる機会がないのも事実。


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※え? これもリムテープの一種・・・?




いつ交換すればいいのか、劣化具合はどう見極めればいいのか、小屋敷さんに教えてもらいました。






劣化の判断は割と簡単で、ニップルホールの穴の形状にそって跡が付いているようならアウト。交換した方がいいです


「それはわかるんですけど、あまり目にすることがないじゃないすか。だって、パンクってそうしょっちゅう起きないし」


ですねえ。だから、タイヤやチューブ交換のタイミングで交換するって決めておくのがいいですよ



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「いわゆる、ルーチンにしておく?」


そうです。リムテープなんで安いものだし、所詮消耗品なので、さくさく交換しておくのがいいです。トラブル予防にもなります


「なるほど」


僕は、タイヤ交換のタイミングでリムテープもいっしょに変えますね。そう決めてあるので、やり忘れもないですよ


「ふむ、僕もそうしよう。ところで、リムテープってホイールのリム幅で分かれていたりするんですか」



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※こうやって膨らんできたら交換時期




ええ、幅は種類がありますよ。23Cなら細めだし、28Cはやや太めだし


「じゃあ、買う前に自分のホイールサイズにマッチしているか確認しておかなくちゃ、ですね」

ですね。あと、リムテープって乗っても乗らなくても、劣化してしまうものなんです


「それは、常時高圧がかかっているから、ですよね」


そうです。ですから、走行距離はあまり関係なく、乗っていない人のリムテープも劣化はしますよ


「そっか、覚えておこう」



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(1ヶ月単位の)長期間、乗らないって事情の方でしたら、半分ほど空気を抜いて、タイヤ内の圧を下げておくのがオススメ


「僕のロードバイクのホイールは、以前はカンパニョーロのゾンダで、昨年夏からは同じくカンパニョーロのシャマルミレなんですけど、そういえばどっちにもリムテープはないんです」


それは、ニップルホールがないタイプのホイールだからですね


「そっか、リムテープがないぶん、劣化とか交換を気にしなくていい、と」


「そうですね。ちなみにシマノのリムテープはけっこう丈夫なことで有名。そのかわりにやや硬くてホイールに装着はしづらいですが(笑)


「ほうほう、シマノのリムテープは頑丈・・・と」



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ところで、それより大変なことがありまして


「なんですか」


仕事が忙しすぎて、ハンガーノックになりそうです


「カロリーを消費しすぎて倒れそうだ、と」


そうなんです


「…お昼に何を食べましたか」


弁当2個とカップ麺をひとつ


「心配いりません。仕事してください」


はい……



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※ 夜が更けど 食事もできず 仕事のみ (五・七・五)





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