スプロケットの素材はスチールとチタンだけなのか?

ロードバイクにはまって、長い距離を走ったり、坂道を登り始めると、「スプロケットを交換したい…」とか、「歯数をいろいろ試してみたい…」という欲望が湧き上がってきます。


ところで、そもそもスプロケットはスチールでできていることが大半。シマノで言うと、デュラエースのみチタン(軽いギアのほう)が使われていますが、チタンとスチール以外の素材には存在しないのでしょうか。


そのへんの素材の事情を、長尾さんと小屋敷さんに教えてもらいました。


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アルミのスプロケットは存在しますよ


「え、どんなメーカーが出しているの?」


TNIとか、TOKENとか、RECONとかですね


「初めて耳にする名前ばかり…」


ただ、シマノのスプロケットに比べると、変速性能は劣りますよ。いわゆる軽さを追求しまくった決戦用です



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「やはり、シマノのスプロケットはいいんだ?」


精度の差でしょうね。やはりシマノはしっかりしてます


「シマノでいえば、105とアルテグラはどっちもスチール製ですか?」


ですね。ただし、加工処理が異なってて、アルテグラはブラスト加工といって…梨地になってるんです


「そういえば、アルテグラのスプロケットは僕も何度か使ってますけど、高級感のある加工が施されていますね。それは、なんのために?」


強度が出る、とシマノは言っていますね



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※ちなみにこれがアルテグラのスプロケ(中山の私物)




あと、ロックリングがアルテグラはアルミで、105はスチールです。こういった細かい部分での軽量化も見逃せなかったりしますね。まあ、単体で見ればわずかな軽量化でしかないですが(笑)


「全部チタンでできたスプロケットって、存在しないんですか」


デュラエースでも軽い歯のほうにしか使われていないですね…。まあ、チタンの加工は難しいのが理由だと思いますが


たしか、以前はKCNCでオールチタンのスプロケットってのが出ていましたよ。ただ、10段までだったような。ちなみに、現行カタログには載っていないので、ラインナップから外れたようではありますが


「まあ、どう見積もっても数万円しそうですよね」


正確な値段は覚えていないですが、4万円とかしますよ…



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※デュラエースのスプロケット




「なんですと…、と、ところでシマノには、オールチタンのスプロケットはないですよね」


ないですね。まあ、そこまでしてオールチタンにするメリットがないのかもしれません


「そこで軽量化するより、他にもできますもんね。デュラエースより軽いスプロケットって、ないのかな~」


ありますよ。スラムのレッドのスプロケットに削りだしスプロケットというのがあって…つまり、ひとつの金属の塊から文字通りひとつのスプロケットを削りだすんです。デュラエースのよりも軽いです


「うひょー。それは気になりますな」


4万円前後しますが…


「買えません…><」



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※ちなみに中山は、「ミニベロにデュラエース」というクレイジーな組み合わせにして楽しんでおります(笑)




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