BB（ボトムブラケット）をデュラエースに交換すると、どんなパラダイスが待っているのか？

デュラエース…自転車を愛する者にとって、それは甘美な響き。良いものであるのは間違いないですが、それなりにお高いので「フルデュラエースで！」とはオーダーしにくいのも事実。


そこで、部分的にデュラエース化していくという選択肢があるわけですが、BB（ボトムブラケット）をデュラエースにするとどんな素晴らしい世界が待っているのか。


それはそれはステキなパラダイスが待っていると思うのですが、そのへんのことについて長尾さんと小屋敷さんにこっそり教えてもらいました。


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BBって、あんまりしげしげと眺める機会ってないよね




「結論から言いますと、BBをデュラエースにしてもですね・・・・・・あんまし違いはわからないかも（笑）」


「ええっなにそれ、夢のない言葉だなー」


「まあ、デュラエースが優れた製品であるのは間違いないので、交換したらぜったい改善はしているんですよ。でも、ふつうのサイクリストが気づくかどうかと言ったら、さほどでもないかも、です（笑）」


「BB単体だと、劇的な差はないってことすね」


「ですね。ただ、105で組むお客さんがBBとチェーンだけをデュラエースにするってことはよくありますね」


「それは、比較的安価な消耗品だから、じゃあデュラエースにしておこうかなってかんじですか？」


「ですね。チェーンだけでもまずまず変わるものですよ。シフトフィールが良くなるという声は聞きますね」


「おおっ、やはり部分的にでも交換する意味はあるようですね」


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※左がデュラエースで右が105。見た限りでは大差ないクオリティ




「ただ、シマノのチェーン形状は105、アルテグラ、デュラエース全部同じではありますが(^_^;)」


「でも、コーティングが違うんですよね？」


「そうです。表面加工の差ですね」


「話をBBに戻しますと、BBって乗っているうちにどれほど劣化するものなんですか？」


「じつはBBはわりと頑丈なので、そうそうダメにならないですよ。めったに交換するものではないので、オーバーホールのような全面的なメンテのときについでに行う…くらいで十分」


「そうなんだ。BBはめったに交換しなくてOK・・・と」



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「ただ、乗っているうちにガタは来るものです。あと、防水シールと突破して染みこんでいく水は錆の原因になりますね。むしろ、このパターンが多いかも」


「あ、そっか…水ですね。ちなみに私のBOMA の Refale をオーバーホールしてもらったとき、BBの劣化はどうでした？」


「さほど傷んではいなかったですよ。でも、若干の錆はありましたので交換しましたね。ただ、それよりも酷かったのが・・・」


「酷かったのが？？」


「ヘッドパーツです。たぶん、三本ローラーの乗りすぎで、汗がヘッドパーツにじわじわ染みこんだんだと思うんですが、びっっっくりするほど錆びてて驚愕しましたよ。あれは交換しておいて良かったです」


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「三本ローラーの汗でも、かなりの劣化の原因になってしまうんですね…反省」


「タオルをしっかり被せるなどして、対策はうっておいてくださいね。なにしろ、まだ交換した直後でピカピカなんですから」


「はーい」



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※BB交換時には、ついでにチェーンリングの裏も磨いてあげましょう





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