雨天時に自転車に乗ってしまったときのオススメメンテナンス方法について

ロードバイクを大事に乗っていらっしゃる方は、ほぼ例外なく車体を屋内保管し、雨天時は乗らないと決めているかお思います。


が、出先で降られてしまったら話は別。とくにこの時期は梅雨ですし、突発的な雨のせいで、「聞いてないよ~~」となってしまうことも。


泣く泣く愛車を濡らしながら帰宅した際、どんなメンテナンスをしておけば良いのか、小屋敷さんに教わりました。


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まず、なにはともあれボディをしっかり乾拭きすること


「はいはい」


ブレーキの当たり面に異物が入り込んでいる確率が高いので、ホイールを外してそこも掃除してあげましょう


「なるほど、ブレーキの当たり面ね。それは見逃しポイントかも。あとですね、メカ類とかねじ山、ブレーキはどうすれば?」


外側の表面を拭いただけでは不安が残りますよね?


「そうなんです(´・ω・`)」


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フロントディレイラー、リアディレイラーに関しては、まだちゃんと水分を拭き取りやすいですが、ブレーキは入り組んだ構造で指もウェスも届かないです。そこで、パソコンのキーボードの隙間のホコリを吹き飛ばすエアダスターが活躍します


「あ、実は私も使ってます(^o^)」


ホームセンター等で売ってます。あれでねじ山やキャリパーの隙間に吹き付ければほぼほぼ飛びますね。で、再度拭けばまあOKかなと


「そっか、私だけじゃなかったんだ、これをしているのは」


あと、STIですが…


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「そうそう、STIの隙間ってどうするんですか?ぜったいに水分は入り込みますよね?でも、中なんてどうやったって拭けないですよ?」


こればかりはあまり手の施しようがないです。少なくとも、一般の方のメンテナンス技術では厳しい


「分解するわけにもいかないし…」


ふつうのエアダスターでは威力が弱い。かといって、業務用のジェット的なエアダスターでは強力すぎて大切なグリスまで吹っ飛んでしまうんです。STIに使われているのはシリコングリスという、ふつうのグリスとはちょっと違うタイプなんですけど


「そうなったら、お店に持ち込むしか手段はないのかしら?」


お店でもそこそこまではできますが、やはり精密機械ですのでいじれる範囲には限界があることは覚えておいてください


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「ある程度使い込んだら、交換するしかないのですかね」


STIにかぎらず、自転車パーツは消耗品だって思っておいたほうが良いです(笑)


「あ!そうだ、シートポストって抜いたほうが良いですか?私、愛車のBOMAのフレーム内に雨水がタップタプに貯まる事件をやらかしたことがありまして」


できればシートポストは抜いて、逆さまにしてしばらく放置しておくことですね。シートポストだけじゃなく、いろんな場所をつたってフレーム内に水が流れこむものなので


「雨の後のメンテナンスって、やること多すぎてめんどいっすね(笑)」


少なくないお金を投じているわけですから、長持ちさせたいじゃないですか
。雨の中を走ってしまったら、シャワーを浴びる前に自転車のお世話をしてあげてくださいね


「はーい」



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