2017年モデルから登場するVerge X11 はホイールが451化して、さらにはディスクブレーキ仕様なのですが、スプロケットもワイド化されまして、なんと10-42Tになります。
でもってフロントはシングル化。なお、フロントディレイラー用の台座はなくなるそうなので、フロントシングルのまま使うことになります。
フロントシングルで坂も登れる性能を確保するには、スプロケットがワイド化する必要があるんですね。
まだハクセン鳩ヶ谷に2017年モデルのTernは入荷していませんが、2016年モデルのVergeを整備中の長尾さん&小屋敷さんに最近のTernのスプロケットのワイド化について語ってもらいました。
「フロントがダブルではなく、シングルに移行しつつあるような印象ですね、最近のTernは」
「なんででしょ。フロントがダブルのほうが坂も登れるし、なにかと都合が良い気がするんですけど」
「チェーンラインをキレイにさせたいんでしょうね。フロントダブルにするとチェーンラインをきちんと出すのが難しいものですから」
「あー、僕もかつてダホンのMuとボードウォークをフロントダブル化しましたが、チェーン落ちにけっこう悩まされた記憶があります」
「そういう理由もあるんでしょうね。ちなみにVergeはSRAMのコンポーネントを使っていますが、当然スプロケットもスラム製になります」
「あ、ということはシマノのスプロケットはそのままでは使えない?」
「ええ、フリーボディを交換してやる必要があるので、ちょいとばかり改造が必要になりますね。そこはハードルではありますが、まあSRAMのスプロケットもラインアップは豊富なのでとくに問題はないかと」
「ところで、いま長尾さんが整備しているこのVergeはリアディレイラーがX9ですね。これは10速?」
「ですです。11-36Tのかなりワイドなスプロケットがついているモデルです」
「フロントはシングルか…」
「チェーンリングは55Tですね。激坂はキツいでしょうが、そこそこの坂なら問題ないでしょう」
「フロントダブルのTernもほしいけどなあ」
「ありますよ。VergeX20はフロントダブルですし、X18も継続して生産されますので」
「まあ、個人的には451&ディスクブレーキのVergeX11ですねえ。ミニベロにディスクブレーキって萌えるじゃないですか」
「萌えますか、そうですか(笑)」
「ちなみにお値段はいかほど?」
「税別で¥277,000ですね」
「おお、なかなかよいお値段ですね。ちょっとしたロードバイクが買える。これは悩みどころかも」
「ディスクブレーキ仕様のミニベロって安定した人気があって、定期的にお問い合せを受けるんですよ。なので、VergeX11もかなり人気がでると思いますよ~」
「楽しみ~\(^o^)/」
Ternの公式サイトは9月24日時点で、
まだ2017年のラインナップが掲載されていませんが、
公式ブログでは着々と情報が公開されています。
気になる方は
Tern公式ブログをご覧になって、
悶々としてください(笑)。
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