納車前のタイレルのIVEをじっくり見せてもらったのだが、実に考え抜かれた構造である!

ハクセン鳩ヶ谷は2016年より、香川ブランドのミニベロ、タイレルの取り扱いを開始しております。これまで、FX、FSX、CSI、IVEなど何台かが売れていまして、今回新たにIVEが納車待ち状態になっていました。


実車をまじまじと眺めるのは初めてなのですが、じつに考え抜かれたすごい構造をしていることがわかって腰を抜かしそうになりました。


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納車準備中の長尾さん





まず重量は12キロ。けっして軽い部類のミニベロではないですが、まあ許容範囲。折りたたんだ姿もそこそこのサイズ。BROMPTONとかダホンのEEZZのような極小にはなりません。が、そこまで小さくならなくても、輪行、車載の問題にはなりません。


ユニークなのが折りたたみ方で、ハンドルバーにある解除レバーを押しながら後輪を持ち上げると、スコンと後輪が円を描くように回って収納されます。


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※手元のレバーを押しながら車体を持ち上げると・・・



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※パコッとフレームが前後でわかれる


で、この状態で自立が可能。構造上、スタンドを取り付けられないのですが、このようにして自立させることができます。安定性もまずまず。BROMPTONに似ていますね。


折りたたみの手順は、公式動画があるのでそちらを御覧ください。
後輪が外れる部分はショックアブソーバーとなるシリコンゴムでできています。このパーツのお陰でマイルドな乗り心地を実現しています。ただ、ゴムパーツですので経年劣化はすることを頭の片隅にとどめておいてください。


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※黒い部分でショックを吸収します



ダウンチューブをよく見ると、右側がほんのりと意図的に薄めになっています。これは、折りたたんだときに前輪が干渉するのを避けるため。


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※よーく見ると、太さが違う…



ハンドルポストを折り曲げたときも、宙ぶらりんにならないよう、ストッパーがついています。前後輪、ハンドルがしっかりと固定される構造になっています。ですので、フレームを持ち上げたときに勝手に開放してしまうことがないんですね。これがちゃんとできるミニベロって、じつはなかなかありません。


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※畳んだハンドルもしっかり固定


長尾さんも小屋敷さんも、「IVEは本当によく考えられて作ってあるよ!ギミック好きな我々としてはたまらん!とやけに感激しておりました(笑)。


公式サイトを引用しますと、、、
タイレルの設計思想は、折畳み自転車であっても、車体性能を置き去りにせず、走行安定性や操作しやすいステアリング性能を実現。車体の傾きに対して反応する、ステアリングの反応速度を通常よりも遅く設定し、ロングホイールベース、低重心設計、幅広タイヤの標準設定などと相まって、高いステアリングの安定性を実現しています。そして、初心者のかたでも安心して、スポーツ走行も楽しめます


ですって。(*^^*)


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IVEに乗ったときのポジションは、けっこうアップライトです。IVEはぶん回してもがくバイクではなく、まったりとしたポタリング向けですね。ただ、ポタリング向けと言えど、コンポーネントはSORAの9段を備えているので、多少の坂でしたらまったく問題ではありません。

マイペース走行にはなるでしょうが、よほどの激坂でない限り、クリアできる性能はそなえています。あと、マッドガードも標準装備ですので、濡れた道を走るときも服が汚れる心配がないですね。


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※スタンドはなくても、こうやって自立可能!


あ、ちなみにIVEは「イブ」と読みます。「アイブ」ではないのでお間違えなく!
\(^o^)/





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