長尾さんがいじりまくっているクロモリロードが、どんどんかっこよくなっている件について

ハクセン鳩ヶ谷のメカニック、長尾さんは「乗るよりいじるのが好き」な方でして、ひたすら自転車を組んだり、バラしたり、修理したり、といった作業を来る日も来る日も繰り返しています。


そんな長尾さんが最近ハマっているのが、古めのクロモリフレームに7400系(90年代前半のモノらしい)を付けて、懐メロ的なSTI化を楽しんでいたのですが、ついにホイールにまで手を出してしまいました。


なんと、BOMAのカーボンクリンチャーを取り付けてしまいました。いったい彼はどこに行ってしまうのでしょうか…。



20161210_171330



これはこれでカッコイイぞ…





話を聞いた瞬間は、「クロモリロードにカーボンクリンチャーだって?そんなの、カッコイイのかなあ?乗ってどうなのかなあ?って思ったのですが、ひと目見て考えを改めました。だって、ものすごくカッコイイんですもの…。


長尾さんいわく、


7400系のデュラエースなんて、今のクラリスとくらべても全然下ですよ。今のクラリスのほうが、性能だけでいえば何倍も上ですから
とのこと。まじで?20年前とは言え、腐ってもデュラエースでしょう?って思ったのですが、どうやら工業製品の進化、進歩は想像のはるかうえをいくようで、現行クラリスのほうが上であるのは事実だそう。


20161210_171350




いわんや、現行のティアグラ、105の凄さは、昔のデュラエースを知っている人にしたら、「とんでもなく素晴らしい」らしいですね。先輩サイクリストはわりと口を揃えてそう言います。


まあ、7400系のデュラエースは8速ですので、段数でいえばクラリスと同じではあります。私も試しに7400系のデュラエースを試乗させてもらいました。感想ですが・・・シフトアップがとんでもなく重い!!!


20161210_171432




「おらあっ」て感じに中指でかなり押し込まないと、シフトチェンジしてくれません。ちょっとの試乗ですらストレスになったので、これで100キロ走れと言われたら・・・尻込みするかもしれません。(昔のデュラエースってこんなだったんですね。それにしてもコンポーネントの進化はすごい)


ただ、慣れてくると、バチンバチンといったクリスピーな操作感が楽しかったですね。長尾さんによれば、「7400系のシフターの形状は、今のモノとくらべてあきらかにエルゴノミックデザインになっていないです。操作性がまだまだ煮詰まっていなかったんですよと説明してくれました。



20161210_171356




ちなみに、豆知識ですが、7400系デュラエースは最初はダブルレバーの製品だったそうで、途中からSTIとして登場しました。ひとくちに7400系といっても、3タイプあるそうです。シマノがSTIを作ったあとに、カンパニョーロが後追いで作ってきたそうです。


それにしても、7400系というかなりレトロなデュラエースを触ってみて、いかに現代のサイクリストが進化したパーツやコンポーネントの恩恵を受けているかということを痛感しました。


すでに9100系のデュラエースが、2016年に市場にリリースされましたが、どんな進化を遂げているのか…。9000系デュラエースユーザーとしては、ものすごく気になるところです。



20161210_171408




サイクルショップ ハクセン
〒334-0011 埼玉県川口市三ツ和1-9-24 
TEL 048-281-0926  FAX 048-281-0985 
メールアドレス h-hakusen@ace.ocn.ne.jp