ハクセン鳩ヶ谷のメカニック、長尾さんは「
そんな長尾さんが最近ハマっているのが、
なんと、
これはこれでカッコイイぞ…
話を聞いた瞬間は、「 クロモリロードにカーボンクリンチャーだって?そんなの、 カッコイイのかなあ?乗ってどうなのかなあ?」 って思ったのですが、ひと目見て考えを改めました。だって、 ものすごくカッコイイんですもの…。
長尾さんいわく、
「7400系のデュラエースなんて、 今のクラリスとくらべても全然下ですよ。今のクラリスのほうが、 性能だけでいえば何倍も上ですから」
とのこと。まじで?20年前とは言え、 腐ってもデュラエースでしょう?って思ったのですが、 どうやら工業製品の進化、進歩は想像のはるかうえをいくようで、 現行クラリスのほうが上であるのは事実だそう。
いわんや、現行のティアグラ、105の凄さは、 昔のデュラエースを知っている人にしたら、「 とんでもなく素晴らしい」らしいですね。 先輩サイクリストはわりと口を揃えてそう言います。
まあ、7400系のデュラエースは8速ですので、 段数でいえばクラリスと同じではあります。 私も試しに7400系のデュラエースを試乗させてもらいました。 感想ですが・・・シフトアップがとんでもなく重い!!!
「おらあっ」て感じに中指でかなり押し込まないと、 シフトチェンジしてくれません。 ちょっとの試乗ですらストレスになったので、 これで100キロ走れと言われたら・・・ 尻込みするかもしれません。(昔のデュラエースってこんなだったんですね。それにしてもコンポーネントの進化はすごい)
ただ、慣れてくると、 バチンバチンといったクリスピーな操作感が楽しかったですね。 長尾さんによれば、「7400系のシフターの形状は、 今のモノとくらべてあきらかにエルゴノミックデザインになって いないです。操作性がまだまだ煮詰まっていなかったんですよ」 と説明してくれました。
ちなみに、豆知識ですが、 7400系デュラエースは最初はダブルレバーの製品だったそうで 、途中からSTIとして登場しました。 ひとくちに7400系といっても、3タイプあるそうです。 シマノがSTIを作ったあとに、 カンパニョーロが後追いで作ってきたそうです。
それにしても、 7400系というかなりレトロなデュラエースを触ってみて、 いかに現代のサイクリストが進化したパーツやコンポーネントの恩 恵を受けているかということを痛感しました。
すでに9100系のデュラエースが、 2016年に市場にリリースされましたが、 どんな進化を遂げているのか…。 9000系デュラエースユーザーとしては、 ものすごく気になるところです。
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