一度、チューブラータイヤ&ホイールを試してしまうと、二度とクリンチャーに戻れなくなるらしい

コスパの高いロードバイクを買うと、まず間違いなく廉価版のクリンチャーホイールがついてきます。完成車であれば、まずこのパターンですね。


俗称、「鉄下駄」と呼ばれる、やや重めのホイールからロードバイクを始め、慣れてきたり、物欲がむくむく湧いてきたら、次のクリンチャーホイールを物色する・・・これもローディの典型的な成長曲線。


ただ、フレームから組む場合は、ホイールをいきなりチューブラーにすることも可能。「チューブラータイヤは乗り心地いいよ~~」という話はよく聞くのですが、クリンチャーホイールに比べていったいどれくらい「良い」のか、実感が伴いません。


ということで、実際に使っている長尾さんとハクセン鳩ヶ谷のお客さんのSさんに感想を訊いてみました。



20170204_114441



チューブラーって、そんなに良いものなのだろうか・・・







長尾さん 「はっきり言いますが、クリンチャーよりもチューブラーのほうがいいですよ



中山 「断言した」


Sさん 「私も同感です。カーボンのチューブラーホイールをつかってますが、クリンチャーよりもぜんぜん乗り心地が違います。。プラシーボとかではなく、ハッキリと違いがわかります


中山 「そうなんだ…私はクリンチャーホイールしか使ったことがないので、チューブラーの良さがイメージできなくって…」


Sさん 「もう、クリンチャーホイールに戻ることはないですね。仮にいまのチューブラーホイールがダメになったら、次もチューブラーを買います


中山 「そっかー、、、そこまで言い切るってことは、ざぞかし差があるんだろうな~」




20170204_114510





長尾さん 「チューブラータイヤは内部のチューブが真円なので、どの角度からの入力も一定なんですよね。クリンチャーホイールだとどうしてもチューブが潰れてしまう


Sさん 「あと、同じ空気圧を入れていても、チューブラータイヤのほうが路面からのショックが少ない。空気圧が低めなのかな?って感じてしまうくらい、マイルドになります


中山 「でも、、、パンクのときの修理が手間取るって聞きますよ?パンク交換の時間がむっちゃかかるんじゃないですか?」


長尾さん 「それが、そうでもありません。いまのはノリよりもテープのタイプが多くて、交換作業も対して難しくないですよ


中山 「そうなんだ…じゃあ、デメリットがほぼほぼ無いのでは?」


Sさん 「うーん、べつに無いかなあ。メリットしか感じないですよ。あ、でも価格はやや高めになる傾向にありますね


中山 「どれくらいします?1本1万円とかするらしいですよね?」




20170204_114500





長尾さん 「コスパの高めのモノを選べば、1本8,500円くらい。良いモノを選ぶと、1万円を超えるタイヤもありますね


中山 「おおお、なかなかのお値段ですね。しかも、チューブラータイヤって、一回パンクしたらアウトですよね?廃棄交換になってしまうという…」


Sさん 「ですね。まあ、そうそうパンクはしませんけど、してしまったら高く付くのは間違いない


長尾さん 「チューブラータイヤって、じつは修理することも可能ですよ。。。こんなマニュアルがあるんですが、タイヤの継ぎ目を開いて、中のチューブにパッチを当てて、ふたたび継ぎ目を閉じるという…


中山 「そんなことができるんだ。なんか、手術みたいですね。これをやる気にはならないし、これをするくらいなら買い替えたほうが良さげな気がする」



20170204_114026





Sさん 「安全面から言っても、そうですね。交換するのがベターだと思います


中山 「そういえば、リムハイトはどれくらいがいいでしょうね?50ミリあると格好はいいんですが、横風が気になりますね」


長尾さん 「カッコイイのは間違いないですが、横風問題があるのと、重量も当前ながらかさみますね


中山 「長尾さんは、リムハイトはいくつでしたっけ?」


長尾さん 「フロントが38ミリ、リアが50ミリです


中山 「ほほう・・・。Sさんは?」


Sさん 「両輪ともに38ミリです。個人的には、38ミリがベストバランスじゃないかな。山でも平地でもオールラウンドに使えますよ


中山 「ですよね~~~~~。……そんな話を聞いていたら、カーボンチューブラーホイールが欲しくなるじゃないですか(笑)



20161002_151931


※ちなみにこれはカーボンクリンチャーホイール





長尾さん 「アルミのクリンチャーホイールと使い分けるって方法もありますよ。しかし・・・


中山 「しかし?」


長尾さん 「カーボンとアルミではブレーキシューが異なるので、ホイール交換のたびにシューを取り替えなくっちゃならないんです。これが面倒で、たいていの方はカーボンチューブラーのまま走ることになるという


中山 「良いモノのほうに流れていくんですね、人間って(笑)」


長尾さん 「そういうことです。なので、カーボンチューブラーに手を出すということは、もうアルミクリンチャーホイールに戻ってこない覚悟でご決断ください(笑)


中山 「うーむ、チューブラーホイールって高価なので、もうちょっと悩ませてください(^_^;)」






サイクルショップ ハクセン
〒334-0011 埼玉県川口市三ツ和1-9-24 
TEL 048-281-0926  FAX 048-281-0985 
メールアドレス h-hakusen@ace.ocn.ne.jp