チェーンチェッカーってどうして「1.0」とか「0.75」って数字が書いてあるの?その意味は?

みなさん、チェーンのチェックやってますか。何年も同じチェーンで乗りっぱなしなんてしてませんか。
 

チェーンとカセットは消耗品。まあ、それ以外も自転車パーツはおしなべて消耗品の集合体な訳ですが、主に磨耗しやすいのが「常に動いているチェーンとカセット」ですね。

 
で、チェーンは使い続けていると伸びてきます。その伸び具合を確認するツールがチェーンチェッカー。これをチェーンに乗せて確認します。

 
意味不明な数字が書かれていますが、これは一体どういう意味なのでしょうか…?
 



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まあ、何かの単位なんでしょうけど・・・ミリ?ミリのことだよね・・・・・・
 
 
 
 




「この数字って、1ミリとか0.75ミリって意味ですか?もう1ミリ伸びてますよーーってインジケーターであるとか?」


いえいえ、それは単位ではなくってパーセンテージです


「どゆこと?」


チェーンのリンクとリンクの間の距離を100だとして、それに対して1パーセント伸びているかどうかを確認するわけですね



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「え、そんなに細かで微妙な長さを確認するんですか。そういえば、コマの間で1ミリも伸びてたりしたら、チェーン全体でありえないほどの伸びになってしまいますもんね」


ですね。10センチくらい伸びている計算になる。そんなことはありえません(笑)


「そりゃそーだ。じゃあ、パーセンテージってのはわかりましたが、もうひとつの0.75ってのは、0.75パーセント伸びたかどうかってこと?」


そうです。ちなみにまずは小さい方の数字で確認してください。これがチェーンにスコッと入らなければオーケーです


「まだ使っていても大丈夫、と。じゃあ、1パーセントがはまってしまうようだと、相当に伸びてしまっている?」


そのとおり。まずは小さい単位で調べます。それが入らなければ問題なし、それが入るようなら黄色信号。そろそろ交換を考えてくださ



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「じゃあ、1パーセントにもはまってしまうようなら?」


赤信号です。伸びすぎなので早めに交換をオススメします


「なるほど・・・。伸びたチェーンを使い続けると、カセットも磨耗させちゃいますよね」


ええ、あとはチェーンリングですね。チェーンリングは厚くて頑丈なのでカセットほど早くはダメになりません。が、それも程度問題であまりに不適合なチェーンでゴリゴリ続けてしまうと寿命を縮めますよ


「うおー、注意します。ちなみに、チェーンを交換するときは、カセットもセットで交換したほうがいいですよね?」


まあ、最近カセットだけ新調したんだよーーってこともあるでしょうから、そういう場合はふようですが、基本的には同じ時間軸でカセットとチェーンは交換していくのが良いです



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「あと、素朴な疑問ですが、このチェーンチェッカーって、マウンテンバイクとかミニベロ用のチェーンの長さ確認にも使えます?いろんな仕様のチェーンチェッカーがあるとか、使い分けが必要とか?」


いいえ、ないですよ。ひとつのってのはチェッカーでどれでも使いまわせます。ただ…


「ただ?」


チェーンチェッカーを買うお客さんって、、、まずいないのでは


「え、そうなの。1本あれば便利じゃないですか」


それはそうなんですが、わざわざ買っていく人はいないですね…


「そうなんだ…(横にいる店長を捕まえて)店長!ハクセン鳩ケ谷ってここで40年以上商売されてますよね。チェーンチェッカーを買ったお客さんって累計で何名ほどいらっしゃいます?」


ゼロだね(笑)


「ゼロなんだ…」


まあ、チェーンはお店に来たときチャッと調べればいいわけだし、わざわざ買うものでもないと思うよ。ちなみにうちにも在庫はないよ。まあ、取り寄せはできるけど


「そうなんですね。そう言われれば、私もチェーンの長さはお店に遊びに来たときにさっと調べておしまい…だもんな」



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こまめにバイクをチェック、メンテナンスしている人はチェーンが伸び伸びになるまで使ったりしませんよ。定期的にちゃんと交換されるものです。最近、チェーンの長さを確認していないな〜と思ったら、お店で確認させてもらうといいです


「はーい」
 

 
 
 
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