タイヤのインプレッションって意外に難しい件について

ロードバイクのタイヤって、なかなか乗り比べるのが難しく無いでしょうか。というのも、交換する時期にはすでに古くなっているわけであり、新品と交換しても、直前まで履いていた劣化したタイヤとの比較になるわけで、真の意味で比較できている・・・訳では無いからです。
 

まあ、それを言ったらいつまでたっても比較なんてできません。細かいことを言えば、タイヤのインプレをするのであれば、その他の条件をすべてあわせなくちゃいけません。これもプロのライダーとかでも無い限り、やはり厳しい。

 
ということで、タイヤのインプレってどーやってすればいいのかを長尾さんに聞いてみました。



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正確性を期すのであれば、フレームやホイールなどの条件をすべて揃えなくっちゃ、タイヤの正しいインプレッションはできませんよ


「ですよね・・・」


でも、そんな条件を整えるなんて、ふつうのサイクリストではちと無理ですもんね


「そーなんです。タイヤって、ぶっちゃけインプレが難しいし、前回まで履いていたものより、どうしてもよく感じてしまうんですよね」


それは当然です。交換直前のものはそうとう劣化している訳で、そりゃ新品が良いに決まってます



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「雑誌とかウェブの記事のインプレもありますが、プロと自分とでは体力もスピード域も違うわけじゃないですか。なので、鵜呑みにして良いかどうかで迷うんですよね、まあ、自分なんかよりはるかに正確に評価されてはいると思うんですけど


そーですね。記事として書かれていることに引っ張られすぎたり、思い込みにしてしまうと、自分に本当にマッチしたタイヤを見逃すことにもなりかねないです


「かなり主観がまじりますよね。違いも感覚的だったりしますし」


オーディオスピーカー、レストランの味、コーヒーの違い…いろいろありますが、私は自信を持って違いがわかりませんね(笑)


「あ、私もです。世界一高いコーヒーと、マクドナルドのコーヒーの差、私でも見抜けない自信があります」


ワインもそうで、高いから良いって訳ではないんですよね。自分が美味しいと思うかどうか、慣れ親しんだ味を旨いって判断することもありますし



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「となると、タイヤも同じなんですかね」


私はそう思います。いろんな人にお気に入りのタイヤを聞いてみると、みんな全然違うこといいません?


「たしかに…。私はパナレーサーが好きだけど、ミシュランがベストっていう人もいるし」


コンチネンタルしか履かないくらい気に入っているって方もいますもんね


「そうそう。人の感じ方はびっくりするほど違うもんです」


タイヤも、いくつか乗り比べて自分のフィーリングに合うものを探せばいいんです。そこに下手に理屈とか説明は不要


「僕にとって走りやすい、私はこれがよく転がると思う、それでいい、と」



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いいんです!1万円のタイヤが5000縁のタイヤの2倍良いかどうかはその人の考え方次第。安いタイヤだって、合う人にはあいますから


「ロードバイク乗り始めは、いろんなタイヤに手を出して、これだって思えるモノを探しても良いわけだ」


そういうことです( ◠‿◠ )


 
 
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