もしも自転車が盗まれてしまったらどうすればいい?

自転車をショップで購入すると、お店の人からもれなく、「防犯登録シールはどこに貼る?」って聞かれます。聞かれなければ、すでにボトムブラケット周辺にすでに貼られているでしょう。
 

防犯登録は義務ですので、基本的に自転車オーナーは登録せねばならないのですが、これが効果を発揮するのが自転車を盗まれてしまった時。
 

まあ、正確には盗まれた瞬間ではなく、盗まれた自転車が現れたとき…なんですが。こういうことは起きては欲しくないものですけど、知っておいて損はないというか、頭の片隅にとどめておいてほしいので、手順的なことを長尾さんと小屋敷さんに教えてもらいました。





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※500円になってますが、いまは600円です。
 






「防犯登録って絶対しなくちゃダメですよね?登録しないことってあったりします?」


例外はありますけど、まずないです。なんたって義務ですからね


「例外があるって、どんなケースです?」


遠方で購入された方が…四国とか北陸のお客様だと、現地の警察で防犯登録したいってオーナーさんもいらっしゃいます。そういう場合は埼玉県で登録はせず、オーナーさんの所在地最寄りで登録していただく…わけです


「なるほど、レアなミニベロを求めて出張を利用してハクセン鳩ヶ谷にやって来られるお客さん、少なくないですもんね」


ですです。栃木県のお客さんは自走でいらっしゃったことがありますが(笑)


「まあ、100キロ程度ですので自走圏内でしょう。で、防犯登録が効果を発揮するのってどんなときですか」


盗まれてから発見された時、自転車に記載されたナンバーでもって本来のオーナーを特定するわけです。で、それを照合すれば誰の持ち物かが判明します


「発見されずにバラされて、パーツを横流しされたら・・・」


おしまいです。防犯登録もへったくれもないです…。あくまで、発見された時の照合用ですね



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「そーなのか…まあ、そうですよね」


自転車が盗まれてしまったら、現実問題としてまず発見されることはないって思ったほうがいいでしょう


「そーなんだよな…。どうせバラされてパーツが売り飛ばされ、車体ナンバーのあるフレームは捨てられるのが関の山だし」


でも、それでも警察に被害届は出してください。さもないと、照合できないですからね


「えっ、そうなんだ」


だって、被害届が出てなかったら、オーナーがそこにほったらかしにしたと判断されますよ。下手すると、放置したのはオーナーの責任ですよって誤解されてしまう


「そうか、警察がわざわざ連絡してくれるなんてありえないし」


被害届がないと、警察も動けないですよ




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「なるほど、たしかに。ダメ元でもなんでも、とにかく警察に被害届は出すこと、と」


それでロードバイクが無事に発見されて戻ってきたお客さん、ハクセン鳩ヶ谷にも何名かいらっしゃいますよ。ぜったいやっておきましょう


「了解です。ところで、さっき遠方から来て越境で買う人は、地元の警察に登録しないとダメなんですか?栃木県に住んでいるけど、防犯登録は埼玉県だった場合、効果を発揮するんでしょうかね」


それなら大丈夫。警察内のネットワークで紹介はできますから。ただ、スムーズに事を進めるためにも、基本は在住都道府県の警察署に行くほうがいいでしょう。越境して登録するメリットはないですから


「ガッテンでーす」
 

 
 
 
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