なぜロードバイクのヘッドは緩むのか?長尾さんと小屋敷さんに解説してもらった

ロードバイクもクロスバイクもそうですが、使っているうちにハンドルがガタガタしてくることはないですか?YESだったら、それ、ヘッドが緩んでいる可能性が大です。

 
ヘッドとはフォークとステムが交差するこの部分のことですね。使っているとどうしても色んな場所が緩むものですが、ヘッドの緩みはわりとあるあるなのです。

 
なぜ起きるのか、起きたらどうするか、放ったらかしにするとどんな不味いことがあるのか、長尾さんと小屋敷さんに訊いてみました。



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「わたしのロードバイク、5月にヘッドが緩んだんですが、そのときに直してもらってちょうど半年になります」


そういえばありましたね・・・もう半年になりますか


「なんかですね・・・またしても緩んでいるような気がするので、診ていただけないですか?」


どれどれ、拝借しますね…(ギシギシ)


「どうですか?なんか、ここ最近走っているときにギシギシする気がするんです。これって気のせいでしょうかね」


・・・緩んでますね。ヘッドが



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「なんと!やはり・・・。違和感は気のせいではなかった、と。しかし、半年で緩むってよくあることなんですか?」


いえ、ふつうはないですね・・・。中山さんのバイクだけ、異様に経年劣化が早い気がします・・・


「私のバイク、呪われているんでしょうか」


いや、べつに半年で緩むのはレアですが、異常ではないですよ。あと、同じ半年でもよく乗る人と、そうでもない人では差があるのは当然ですし。中山さんはけっこう乗るほうですよね


「んー、そうですね。年間8000キロくらいでしょうか。一般サイクリストにしてはやや多いほうかしら」


であれば、まあそうなってもおかしくはないです



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「それにしても、どうしてヘッドって緩むんでしょ?あと、どうすれば食い止めることができますか?」


路面の衝撃を常に受けてますし、ハンドルを切りますし、まあそういう宿命ははらんでいると思ってもらってOKです


「たとえば、フレームの素材って関係あります?カーボンは緩みやすい、アルミはそうでもない、とか」


うーーん、あくまで我々の印象でお話しますと、カーボンは緩みやすいかなと。アルミとクロモリは緩みがそんなに短期ではやってこないかんじで


「そうなんだ」


素材もそうですが、たとえば段差でそのまま突っ込むのではなく、抜重してあげるのも細かいですが有効です



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「あ、それはするようにしてます。段差に乗り上げる瞬間に体重を後ろに持っていくとか、してますよ。なるべく衝撃をモロに受け止めないようにしてます。そのほうがフレームにもやさしいですし」


それはいい心がけですよ。まあ、中山さんの乗り方のペースだと半年に1回チェックする・・・のがベストなのかもしれないので、覚えておいてくださいね~


「はーい」


 
 

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