2018年もそろそろ終わり。みなさんの2018年はどんな年でしたでしょうか。
長尾さんの2018年は「ひたすら仕事」だったそうな。そして年間走行距離は150キロほど。
最近、長尾さんが注目しているテクノロジーとは?2019年への展望はどんなものか?直撃してみました。
「…2019年ですか…とくにこれといってないんですが。最近は12速化が熱い…のかなぁ?」
「あー、ロードコンポーネントではカンパニョーロが出しましたよね。レコードとスーパーレコードで」
「まあ、MTBではべつにそれ以前から12速化はしていたので、そんなに珍しいことではないんですけどね」
「XTRとXTで、でしたっけ」
「ですね。ロードバイクではシマノはまだ出せていないですが、カンパニョーロがエンド幅130ミリでリリースしたことで、シマノも追随せざるを得ないでしょう」
「来年とか、来ますかね?」
「うーーーん、どうでしょう。シマノのニューモデルリリースは4年サイクルってのが通説なので、もうちょいかかるような気はします」
「もしかしたら、来年とかのツール・ド・フランスでプロチームに供給してチラ見せしてくるとか?」
「その可能性はなくはないですね」
「まあ、最近R8050系アルテグラ(Di2)に載せ替えた私は、12速化しようがしまいが、買うことはできないんですが」
「あと、シマノは135ミリエンド幅をスタンダードにしたがっていたんですけど、カンパニョーロが130ミリのほうで12速化したことで、同じ幅で出すしかなくなりましたね」
「そういう130ミリか135ミリかってせめぎ合いがあるんですか」
「まあ、規格問題ですね」
「で、12速化って、、、ユーザーにどれくらい恩恵があるんでしょうね」
「それは、ぶっちゃけ微妙かもしれません(笑)。べつにトップの枚数が変わるわけではなく、中のギアが1枚増えるってことなのでよりクロスレシオにはなるでしょうが」
「あるいは、リアに1枚増やせるから平地から山までかなりひろいシチュエーションをひとつのカセットで受け持てる…的な恩恵はありそうですが」
「ですね。格段に速く走れるとかってことではなく、より快適にはなるでしょう」
「それにしても、人類の自転車のギア枚数は何枚まで増えるんでしょうか?」
「自転車の神様のみぞしる…じゃないでしょうか(笑)。こういうのって、冷戦時代の米ソの宇宙開発に似ている側面もあって、敵がやったから我が国も追随する!って部分もあると思いますよ」
「それって、自転車に限らず、あらゆる機械やテクノロジーで起きていることですよね。そういう企業努力があるからこそ、消費者はその恩恵に預かることができる」
「そのとおりです。なので、我々にできるのは、粛々とシマノ社の開発を待つことくらい、でしょうか」
「わかりました。んで、2019年へ向けた抱負でもいいし、なにかヒトコトよろしくお願いします!」
「最近、膝が痛いです・・・」
「・・・は?」
「バイクのメンテナンスをしているときにグッと踏み込んだんですが、それのせいで膝を曲げると痛いです…。立っているか、寝ていないと辛いんです」
「期待してた言葉とぜんぜん違ったけど…なんか、その…お大事にしてください」
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