チューブラータイヤは怖い?使いにくい?経験者に心構えを教えてもらいました

ロードバイクに乗る人の殆どがクリンチャータイヤを使っていると思います。あと、徐々に増えているのはチューブレスタイヤでしょうか。それ以外にチューブラータイヤもありまして、プロレースではチューブラーがメインですが一般層にはあまり浸透していないですね。

 
「だって交換作業がめんどくさいし」

「チューブラータイヤを携行するのがうっとうしい」

 
など、、避けたくなる理由には事欠かないのですが、乗り心地がすこぶる良いとも聞きますので、いつかトライしたいって人もいるでしょう。

 
そこで、チューブラー経験者の長尾さんに心構えを教えてもらいました。



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長尾さんはシーラントを使うこともあるそう






 
なんといっても、パンク修理の面倒くささが敬遠される理由になってますね


ですよね。私もそのイメージが強い。使ってみたい気持ちはやまやまなんですが・・・で、実際にどれくらい面倒なものなんですか?


リムテープを剥がすのがまず面倒。ばりっと剥がすとたいていタイヤ側とホイール側の両方に残るので、それを爪で引っ掻いて落としていかないといけない



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「なんか時間かかりそうですねえ」


そうですね。かかります。それとタイヤは一回剥がすとテープはダメになりますので、原則交換になります。つまり、リムテームも携行していないといけませんよ


「リムテームって、束になっているのを買うんですかね」


こういうのが市販されてます。20メートルで4-5千円くらいですかね。これをホイールの長さに合わせてカットして、丸めてツール缶とかに入れておく


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「交換時には、きれいにしたリムにこのリムテープを貼っていくわけですよね。ぐるっと外周をテープで巻いて、その上にチューブラータイヤを載せていくわけだ」



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慣れていないとじゃっかん歪んだりしますね。多少の慣れが必要。振れ取り台があると調整はしやすいんですが、外出先だとそうはいかないですね


「ですね。なにか対策はありますかね?」


よくやるのはバイクをひっくり返して、ホイールをはめて回転させながらぶれていないか確認する・・・です


「あ、なるほど。それなりにうまくいけそうですね・えっと、チューブラータイヤってクリンチャータイヤにくらべてどづなんですか。パンクしにくいとか、持ちが長いとか?」


乗り心地はよくなりますが、パンクしなくなるかっていうとそういうメリットはとくになく、パンクするときはしますよ。ただ、構造的にリム打ちパンクはしなくなるので、そういう意味ではリスク要因がひとつ減りますね


「ですよねー、やるときはやりますよねー、それがパンクなんですが」



ところで、私が好きなチューブラータイヤはビットリアのコルサCXですね。もう廃盤になってしまったような気がしますが・・・。それと、さらに乗り心地をよくしたいなら、ラテックスチューブのタイプにするといいですよ


「でも、そのかわり空気の抜けは早くなりますよね?」


1日で1割くらい減ってしまうと思ってください。日帰りツーリングなら問題ないですが、宿泊の伴う長期のツーリングにはやや不向きかも」。特性を理解して使えばそんなに問題にはなりません


「うーむ、チューブラータイヤを使う気になってきました。あ、そうそう、タイヤを1本持ち歩かなくちゃいけないわけですが、それって長尾さんはどうやってました?」


オーストリッチのチューブラーバッグというのをサドルにつけていましたね。タイヤ1本がきれいにおさまるバッグです



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「そっか、クリンチャータイヤで必要な三本レバーやブート、パッチが不要なのでそれは持ち歩かなくて済むのか」


そうなんです。あ、でもリムテームはツール缶にいれておくのを忘れないでくださいね~~~


「はーい」


 
 


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